BFO編ーダブル・マーシャル編ー
38.決勝波乱
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レイナとルートが激しい攻防を繰り広げる。
「クッソ!あのバカ!」
レイナの元へ行こうとすると俺の目の前に白いコートの男が立ちはだかる。
「邪魔だ。退け!」
「退けと言って、退くやつがいると思うか?」
勢いをつけてグランドが駆けてくる。グランドの両腕が緑色に光り、俺に向けてラッシュを繰り出す。それを両腕の手刀でなんとか防ぐ。徐々に壁に追いやられていく。壁までいけば俺はラッシュを避ける術はなくなる。
(それなら.....)
両刀に力を一気にいれ、猛攻してくる両拳を力を入れた両刀で横に弾く。無理やりに作り出した一瞬の隙に膝を一気に曲げ、相手の懐に侵入。そして右足を主軸とし一気にその場で回転する。
二手刀流旋回技《双嵐転》
グランドは、何発か受けたあと距離をとろうと後ろに飛び退く。だが二本の手刀を前に突き出し、地面を思いっきり蹴っ飛ばし、グランドに突進。
二手刀突進技《深海衝》
二本の手刀は、グランドの体を貫き、グランドは地面に倒れこみ"LOSE"の文字が浮かび上がり姿が消える。
「ふぅ〜」
一息間を置き、レイナとルートが戦っている方向見る。するとそこには、残りHPがイエローゾーンに突入し必死で攻撃に耐えているレイナと嵐の如き攻撃を放つルートが視界に映る。
「クッソ!」
地面を強く踏み込みレイナの元へと駆ける。
(頼む!間に合ってくれ!!.......頼む!!)
その瞬間、目の前に映る視界の色が消え去る。そして全ての世界がネガ反転したように変わる。
(なっ!?何だ......これは!!?)
視界に映り、振り下ろされる拳がまるでスーパースローを見ているかのように遅くなっている。だが、俺の体に遅くなった感覚はない。
(これなら......行ける!!)
さらに一歩を踏み出し強く地面を蹴り上げる。
(もうダメっぽいかも......ゴメンね。........シュウ)
圧倒的なルートの力の前に防御することしかできず攻撃を繰り出せない。しかも、ルートに攻撃を繰り出そうとすると急に手や足が重くなり体勢が崩される。
これがシュウの言っていた不正なのはわかってるけど原理がわからない限り防ぎようもない。体が急激に重くなり体勢が崩れ、それを狙っていたようにルートはにやけ、赤色に光る腕を振り上げられ、そのまま腕があたしに向かって振り下ろされる。
(ゴメンね。.........シュウ)
負けを覚悟して目を瞑ると誰かの雄叫びとともに何かが殴られるような音が鳴り響く。
「えっ?」
目を開けるとそこには、黒いコートを身に纏い、右腕が青白く光る少年の姿が目に映る。
「シュウ!」
「悪い、待たせたな」
シュウは、吹
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