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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十二話 龍を喰らうもの
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続けてきた。
「今姿を現わしてきたか」
「僕にも色々とすることがあってね」
うそぶく言葉であった。
「それで暫くはね。静かにしていたんだ」
「だがこれからは違うというのだな」
リンはようやくここで孫に問い返した。
「何の魂胆かはわからないが」
「まあ大したことはないよ」
またうそぶく孫であった。
「ただ」
「ただ?」
「君達の敵だっていうだけでね。それじゃあやらせてもらうよ」
鱗を飛ばす。それはすぐに異形の機械になった。
「さあ、まずは小手調べさ」
「魚!?」
「いえ、違うわ」
クスハはブリットに答えた。
「もっと。これは」
「これは!?」
「よけて、ブリット君!」
慌ててブリットに言う。
「そうでなければ切って!」
「わかった!」
クスハの言葉に従い切り払う。それで何とか助かったのだった。
「危なかったな」
「ええ」
ブリットに対して言葉を返す。
「けれど今のは」
「やっぱりいい腕をしてるね」
笑いながらブリットに言う。
「けれど。これならどうかな」
また攻撃を仕掛けてくる。今度も切り払うブリットだった。
「これも!」
「やっぱりね。それじゃあ僕も本気になろうかな」
「待て!」
そこにリンとイルムが向かう。
「貴様の相手は!」
「俺達だってそうなんだぜ!」
ビームを放つ。だがそれは真龍王機に完全に弾かれた。
「何っ!?」
「ビームを」
「念動力フィールドだよ」
そう二人に説明する。
「この真龍王機は特別でね。とびきりいいのを備えているのさ」
「守りも完璧だということか」
「そういうこと」
こうリンに返した。
「少なくともモビルスーツを一撃で倒す程度じゃ貫くことすらできないよ」
「くっ!」
「そして」
またクスハとブリットに顔を向けてきた。
「攻撃もね。さて、どうしようか」
「どうしようもこうしようもない!」
「そうよ!」
二人も孫に言い返す。
「俺達は何があっても!」
「逃げたりはしません!」
「背は向けないってことか」
孫は二人の言葉を聞いてこう述べた。
「それはまた。けなげだねえ」
「だったらどうするんですか!?」
「どうせ俺達の敵であることには変わりないんだろう!」
「まあそうだけれどね」
それは隠しもしない。
「けれど。楽しみがいがあるよ」
「私達との戦いが」
「そういうことさ。じゃあまた」
攻撃に入る。
「ショーを見せてもらうよ」
再び鱗を放つ。しかしそれは弓矢で全て弾かれた。
「おや、弓かい」
「クスハさん!ブリットさん!」
ここで洪の声がした。
「すいません、遅れました!」
「洪君!」
「来てくれたか!」
「はい!」
今度姿を現わしたのはライディーンであった。そして彼だけではなかった。

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