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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十話 内なる修羅
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「な、何て数なんだ」
あまりにも数が多い。それを通常で凌ぐのには無理があった。
「やっぱりここは」
システムLIOHを解放しようとする。そして彼はそれを実行した。
「これで!」
何かが起こった。戦闘力が飛躍的にあがり敵を次々と屠っていく。それはまるで鬼神のようであった。しかしだ。
敵が一機側面から狙う。間に合わなかった。
「しまった!」
「ははははは!もらったぞ!」
勝利を確信したヒドラーは高らかに笑う。
「これでまずは一機だ!」
「くっ!」
「トウマ君!」
劾が叫ぶ。三人も顔を凍りつかせる。どう見ても間に合わなかった。だが。
何かが来た。そしてその百鬼帝国のマシンを切り裂く。それと共に疾風が姿を現したのであった。今まさに。
「間に合ったな」
「レーツェルさん」
ヒュッケバイントロンベだった。それに乗っているのは一人しかいなかった。
「間一髪だったがここは結果を重視するべきか」
「どうしてここに」
「さっき通信が入ったのは知っている筈だが」
レーツェルはそうトウマに言葉を返した。
「それで来たのだよ。私達が先にね」
「私達!?」
「そう」
トウマに言葉を返す。
「ここに来たのは私だけではないのだよ」
「じゃあ一体誰が」
「それは」
「覇ッ!」
また疾風がやって来た。百鬼帝国のマシンを両断して戦場に姿を現わした。
「この世に悪ある限り俺は戦う」
戦士の声がした。
「誰だ貴様は」
「俺の名か」
ヒドラーの問いに言葉を返す。
「俺の名を今聞いたのはそちらか」
「そうだ」
ヒドラーはまた言った。
「その私だ。このヒドラー元帥だ」
「そうか。名乗ったな」
ヒドラーの名乗りを今受けた。
「ではこちらも名乗ろう」
「誰だ!」
「我が名はゼンガー=ゾンバルト」
遂に戦士は名乗った。
「悪を断つ剣なり!」
「悪だと!」
「そうだ、悪をだ!」
ゼンガーは高らかに叫んだ。
「今ここで断つ!覚悟せよ!」
「くっ、ならば!」
ヒドラーはさらに軍勢を出してきた。
「この数ならばどうだ!」
「笑止!」
ゼンガーはその数を見ても動じはしない。
「数では俺は退けることは適わぬ!俺を退けられるのは!」
「何だというのだ!」
「心だ!」
彼は叫んだ。
「俺を退けるのは心だ!それ以外にはない!」
「馬鹿なことを言うわ!」
ヒドラーはゼンガーのその言葉を一笑に伏した。
「戦争は数よ!まずはそれだ!」
「ならば来るがいい」
ゼンガーの言葉が風雲となった。
「数だけでは勝てぬということを見せてやろう!」
「知れた口を!」
ヒドラーも激昂を見せてきた。
「ではそれ見せてみせよ!」
「では見せよう!」
ゼンガーま動いた。青い竜巻と化して。6
「我が剣の冴えを!今
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