第六話 妖花フローラ
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ぬ報告が入った。
「博士っ」
「どうしたミドリ君」
通信を受けたミドリが大文字に顔を向ける。大文字も彼女に顔を向けて問うた。
「敵か!?」
「はい、それも新たな敵です」
「何っ!?」
「新たな敵だと」
皆新たな敵と聞いて顔を曇らせる。何者かと思ったのだ。
「誰なんだ!?」
「まさかあの」
以前戦った得体の知れない相手かと。そう思った者もいた。そしてその予想は当たった。
「送られてきたデータですが」
「うむ」
「これは!?」
大文字をはじめ皆ミドリが手渡すファイルを見る。見ればそこには彼等がかつて見たものがあった。
「やはりな」
「あの敵か」
彼等はそのファイルを見て声をあげる。
「それが今」
「彼等は今北京に出ています」
「北京か」
大文字はそれを聞いて顔を曇らせる。
「北京を奪われるわけにはいかない。ここはやはり」
「ええ、仕方ありませんね」
サコンが大文字の言葉に頷く。
「ここはその新たな敵に対して」
「向かうとするか」
「では決まりですね」
ユウナが大文字に対して言った。
「全軍北京へ」
「うん、それでは行こう」
「はい」
こうして彼等は北京に向かう。ことになった。そしてそこで新たな敵が何者かを知ることになる。だが彼等はまだそのことを知らないでいた。
第六話完
2007・8・31
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