第四話 竜魔帝王
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しいことになるから」
「そ、そうね」
アスカが彼女の言葉に応える。
「触らぬ神に何とやらで」
「じゃ、じゃあねキラ」
「後宜しく」
「宜しくってよお」
そそくさと立ち去っていくキラとシンジに対して言う。
「御前等一体」
「すぐにわかるわ」
「それじゃあ」
一時間後医務室には残骸になり果てた赤服があるだけだった。皆その恐ろしい姿を見て何も言えなかった。そうこうしている間にパーティーは終わり敵への情報収集が再び本格化した。その日のうちに大塚長官からロンド=ベルに連絡が入った。
「金沢ですか、今度は」
「うむ」
大塚はヘンケンの問いに答えていた。
「そうだ。地下からかなりのエネルギー反応を感じる」
「では邪魔大王国」
「おそらくはな」
また彼の問いに答えた。
「今金沢には最低限の防衛戦力しかない。今そこを衝かれれば」
「危険ですね」
「そうだ。それで君達に向かってもらいたい」
そうヘンケン達に言う。
「頼めるか?」
「勿論です」
ヘンケンはすぐに即答してきた。
「それでは今からすぐにでも」
「うむ、頼むぞ」
「はい、それでは」
こうしてロンド=ベルは金沢に向かうことになった。すぐに金沢に到着した。
「さて、ここですね」
イーグルは金沢の市街地から少し離れた場所にNSXを置いて言う。
「ここにこの前の敵が」
「そのようですね」
その言葉にタトラが答える。
「おそらくはもうすぐ出て来ます」
「彼等が」
「だとすればいきなり下から来る」
アスカは和菓子を食べながら話に入ってきた。
「随分と考えておるわ、相手も」
「そうですね。敵もさるものです」
イーグルはアスカのその言葉に頷く。
「それにしても」
「それにしても?何じゃ?」
「いえ、こちらの世界は私達のいた世界と同じように戦争が多い世界だと思いまして」
「そうじゃな」
アスカは彼のその言葉に頷いて応えてきた。
「それはやはり人だからじゃろうな」
「そうなるのですね」
タトラがそれに応える。
「人だから争うと」
「姿形は違えどじゃ」
アスカはその幼い姿からは想像もできないしっかりしたことを述べてきた。
「そういうものじゃとわらわは思う。人間なのじゃからな」
「そうですね」
イーグルはその言葉に同意してきた。
「いいのか悪いのかはわかりませんが」
「あの邪魔大王国の者達も人間なのじゃろう?」
「そういう奴もいた」
宙がアスカに応えた。
「とんでもねえ奴も一杯いたがな」
「そういうことじゃな。さて」
アスカはあらためて身構える。
「そろそろ来るな。ならば」
「地下からエネルギー反応無数」
ナデシコでメグミが報告してきた。
「金沢を囲むようにしています」
「了解」
ユリカはそれを聞いてすぐに応
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