暁 〜小説投稿サイト〜
チン世界の月。変態として生きていく為にー全年齢向けバージョン
なんかジャンプ作品みたいになってきた
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は死神大王のジジイを騙してもらった物で俺が自分で持っている。他の死神も含めてこれを俺のノートと思ってる奴が多いが違う。俺の本来のノートは最後の1冊、オリジナルのノートでもある奴だ。此は死神の誕生と同時に存在が作り出されるノートって点では通常のノートと同じなんだが、オリジナルと呼ばれるだけにその中でもちょっと特殊な奴なんだな。ちょっとリンゴ食うぞ」
「特殊なノート??レムが持ってるノートはオリジナルとは違うんだ?」
「皆がオリジナルのノートを持ってる訳じゃないんだな、まあ俺みたいなエリートにしか与えられない特別なノートなんだよ。よし美味いリンゴだ」
エリートってのは嘘だろ。毎日リンゴ食べてるだけじゃないかお前
「なんだよその月のジト目は?まあエリートしか持てないってのは嘘だけど特殊なノートなのは本当だ。色々理由があるんだよ・・色々な。そしてこの俺に所有権があるオリジナルのノートは俺では無く鏡太郎が持っている。これがややこしい所だが所有権は確かに俺にあるが、あいつにもあるんだ。人間的に言うならいわゆる共同所有って奴だな
。ああこのリンゴも美味い}
「共同所有?そんな事は出来ないだろリューク?」
僕の質問にそれまでの笑みを消して珍しく真面目になった。こいつのこんな真面目な顔見るのかなり久しぶりだ
「月、昔デスノート使った人間は天国にも地獄にも行けないと言った事を覚えてるか?」
「勿論だ。その覚悟を持った上で僕はデスノートを使ってるんだから」
僕の返事と同時に沈黙が時間と空間を支配した。まるで時が止まったかの錯覚を覚える位リュークは身動きしない。聞こえるのはミサの甘い溶ろける様な呼吸音と僕の何時も通りに聞きあきた鼓動だけだ。
長い長い時が永久に止まったかの様な沈黙だった。気が付けば既に真夜中と呼ばれる時間になっている。ミサとギシギシアンアンした時間が思いの他長くて時間の存在を忘れていたとは言え此にはビックリだ。まあ時が本当に止まってしまったら困るけどね。しかしLなんかそろそろ時間的に死後硬直が起きても良い筈なんだけどな。気の所為かまだ血色良いけどさ。
しかし今夜はやけに静かだ。元々閑静な住宅街であるから夜も静かな物だけど今日に普段は聞こえてくる車のエンジン音や犬の鳴き声なんかの生活音までもが聞こえてこない
リュークの沈黙はまだ続いてる。自分から質問しておいて失礼な奴だとは思うがリュークにしては悩んでる雰囲気があったから黙っておいた。
こんな一人京劇みたいなリンゴDQN死神でも葛藤とかあるんだろうな。それが珍しかったから観察してみたいって気持ちも強いんだけどね。ミサは僕ら二人がずっと黙ってる所為か最初所在無さげにして髪の毛を弄ったり雑誌を呼んだりしていたが諦めたか飽きたかし
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