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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三話 闘志、炎に燃ゆる
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も」
「けれどこれで」
しかしトウマは激しい疲れの中で言った。
「皆を助けられたんだ」
「ええ、それはね」
ミナキは彼に対してこくりと頷いた。
「けれど貴方は」
「いや、皆を助けられたから」
しかし彼は言う。
「これでいいさ。皆無事で」
がくりと崩れ目を閉じた。
「よかっ・・・・・・た・・・・・・」
そうして意識を失う。そこに凱がやって来た。
「貴方は」
「俺は獅子王凱」
彼はミナキにも名乗る。
「ロンド=ベルの一員でGGGの隊員でもある」
「貴方達がロンド=ベル」
「ああ、そうだ」
ミナキにまた答えた。
「無事で何よりだ。けれど彼は」
「今は休んでいるだけです」
ミナキは凱にそう述べた。
「ですから御心配は」
「わかた。ところでミナキさん」
「はい」
凱に応える。
「君はこれからどうするんだい?」
「えっ!?」
「見たところ君の家はかなり破損してしまった。避難先なら紹介するが」
「それなら私は」
「私は!?」
「一緒に戦わせて下さい」
自分から名乗り出てきた。
「一緒に!?」
「はい、この雷凰と一緒に」
そう言うのだった。
「私とこの雷凰ならきっと」
「しかし彼はどうするんだ?」
凱はあらためてトウマを見て言うのだった。
「彼は」
「それは・・・・・・」
「まあ今はいいな」
しかしここではそれ以上聞きはしなかった。
「今のところはな」
「すいません。御迷惑ばかりおかけして」
「何、心配は無用だ」
今度は大河が彼女に述べる。
「これもまた我々の仕事だからな。それでは諸君」
「はい」
「何でしょうか長官」
氷竜と炎竜が最初に彼に応えた。
「避難者の保護と警戒にあたってくれ。いいな」
「わかりました」
「それでは」
「そして彼等とそのマシンも回収しよう」
トウマ達を見て述べる。
「それでいいかな」
「はい」
ミナキが彼に答えた。
「それで御願いします」
「うむ。しかし新たなマシンの加入とはな」
「思わぬ誤算デス」
スワンが述べてきた。
「これは」
「確かに。しかしこれからのことを考えると」
「はい。彼の力もひょっとしたら」
「そうだな」
スワンの言葉に頷く。
「必要になるかも知れない。それが彼にとっていいのか悪いのかは別にしてだ」
「それでは大河長官」
ミナキが彼に言う。
「私達も御願いします」
「うむ。ではミナキ君、トウマ君」
「長官」
しかしここでボルフォッグが言ってきた。
「トウマ隊員は今は」
「おっと、済まない」
ここで彼が気絶していることを思い出した。
「そうだったな」
「はい」
「では彼には落ち着いてからまた離そう」
そういうことにした。
「それではな」
「ええ」
こうしてトウマとミ
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