暁 〜小説投稿サイト〜
チン世界の月。変態として生きていく為にー全年齢向けバージョン
この流れでシリアスに繋げた自分を誉めてみたい
[1/3]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
「ミサどういう事だ?」
まさかLが死ぬとは思わなかった。ミサの手刀に沈んだ訳だがそれが故意なのか不幸な偶然なのかは分からないがミサが何かを企んでいる様に僕は感じる。
「月、自分がこの地球でどれだけちっぽけんな存在か自覚した事ある?」
何を言い出すんだ
「あたしはあるよ、忘れもしない」
僕の部屋のベットに腰掛けたままミサは続けた
「小学の六年の時だったかな、家族みんなで野球を見に行ったの、あたしは野球なんか興味無かったんだけど着いて驚いた。見渡す限り人だらけ、球場の反対側にも米粒みたいな人が蠢いてるの、日本の人間が残らずここにいるんじゃないかと思った。でねパパに聞いてみたの、そしたら返事を聞いてビックリ。満員だから五万人くらいだろうって、帰り道も人で溢れかえってるのをみて愕然とした。これだけ人がいても日本全体のほんの一部にすぎないって」
ミサはそこまで淡々としながら一気にまくしたてた。それは良いんだけどそれってハルヒさんのセリフですよね?真面目にやってる様に見えて声優ネタってどうよソレ
「その時からあたしの世界は一変した。其れまでの楽しかった毎日が急に色褪せて見えた。学校のクラスメイトがどれだけ楽しくても世の中にはもっと楽しい事してるんだと思うと笑えなくなった。だから自分から色々行動しようと思って芸能活動も始めたしオカルトにも興味持ち始た。」
ミサとは思えない位真面目な語りに僕は次第に引き込まれていた。気持ちは分からないでも無い、僕だってデスノートを手に入れる前はただ毎日退屈だった。新世界の神とかになるとか言ったけど結局はただ退屈なだけだったんだ。ミサはもう一人の僕なんだ
「それでも世界は色褪せたままだった。そんな時家族が殺された。悲しかったけどあたしの世界はとっくの昔に壊れてたから涙は出なかったよ、憎くて堪らないはずのなのに全く涙は出なかったんだ。だから冤罪説が出た時も正直どうでも良いって思った。」
不意にそれまで俯き気味だったミサが満面の笑みを浮かべて僕を見た
「月がねデスノートで犯人を裁いてくれたのはそのタイミングなんだ。その日からあたしの世界は再び色を取り戻した。分かる?あたしにとっての月は生きる目的そのものなんだよ。月がキラでなくちゃ生きてる意味が無いのあたしは」
思いもよらず重い告白を聞いてしまった。ギャグであるべきこの作品を根底から覆しかねない話だな。
冗談じゃないぞ、本編が真面目すぎるから少なくとも二次創作の中でくらいバカでいたいんだよ僕は
とりあえず僕のターンにしない事にダメだな
「ミサ、話は良く分かった。だが何故Lを殺したって言う僕の質問の答えをまだ聞いていないぞ」
無難な言葉かもしれないがまずは僕のペースに乗せるにがこの場はこれが正解だろ
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ