暁 〜小説投稿サイト〜
チン世界の月。変態として生きていく為にー全年齢向けバージョン
父はDQN中年
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すか?」

本場アメリカンねぇ、僕だってLが名探偵として色々な事件を解決してきたのは知ってる
その中のいくつかはアメリカを舞台にしてた事も知ってる

だからってこのジョークが無いな
ガンジーでも助走つけて殴りにくるレベルのジョークだ

「いえす、うぃーきゃん」

それはどっかの大統領のつもりかL?
ってゆーか絶対意味分かってないだろお前

「もういい、Lとにかく僕の部屋に来てくれ。そこで全てを話そう」

「いえす、うぃーきゃん」

またそれか!!










その後なんとか意志疎通の出来た僕たちは父さん達を適当に誤魔化して僕の家に行くことにした

Lは混乱している。二人で落ち着いて話をしたいと言ったら皆大して疑いもせずに僕たちを送りだしたが父さんだけは難しい顔をしていた

僕たちの考えがバレたか??なんて思ったが近づいてきた父さんの台詞は予想の斜め上を行きすぎていた

「月・・・父さん男同士の愛情はアリだと思うんだ、でも出来れば孫が欲しかったなあ。まあ性病には気をつけろよ」

どいつもこいつも・・・
やっぱりあのオッサンはDQNだな
大学卒業したらさっさと一人暮らししよう、僕はそう心に誓いながらLと二人ママチャリをこぎながら家に急いだ

しかし予算が厳しいからってママチャリは無いよな
ご丁寧にヘルメットまで付属してるし

なんか父さんに言わせると基本的に警察と言うのは貧乏らしい。
パトカー一つ取っても署によって台数は決まっててしかもその殆どは地域課と交通課が使う物だから刑事課が使えるパトカーなんて無いに等しいとの話だ

もちろん刑事課所属の覆面パトカーもある事はあるのだがその実体は刑事個人の車を改造した物が多い

ほかにも刑事課はとにかく金を使う
捜査の基本は足とは良く言った物でとにかく歩く、ひたすら歩く。だから靴の減りが早い
そして当然ながらスーツもそれだけ歩けばくたびれるのも早い。

それだけで月に結構な額の出費になる。地方の所轄なんかはそれを抑える為に共通のジャージなんか着用してる所もあると父さんは言ってた

どっかのバカが「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」とか言ってたけど父さんが言うには
「現場出てたら、そのコートとっくにくたびれて使えなくなってるわボケwww」との事らしい

まっそういう訳で僕たちはママチャリなんだ
名古屋風に言うならケッタ、もしくはケッタマシーン

・・・名古屋人のセンスはよく分からないな
どっかの市長が言うには名古屋弁とフランス語はイントネーションが同じらしいが眉唾も良い所だな
僕がフランス人なら、間違いなく革命を起こすレベルだ
マリーアントワネットもビックリだな


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