第一話 宣戦布告
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んで各方向から攻撃を浴びせる。しかしそれででゲイオス=グルードは落ちなかった。
「何っ!?」
「まさか!?」
皆それを聞いて驚きを隠せない。ニューガンダムのフィンファンネルの圧倒的な攻撃力を知っていたからだ。だがそれは一瞬のことだった。
ゲイオス=グルードはあちこちから火を噴いていく。そうしてゆっくりと海面に落ちた。そうして海の中で大爆発を起こしたのであった。
気がつけば敵はいなくなっていた。とりあえずはロンド=ベルの勝利であった。
「まずは俺達の勝利か」
アムロは敵がいなくなったのを見て言った。
「今日のところは」
「そうだな」
ハヤトがそれに頷く。
「これからはわからないけれどな」
「インスペクターか」
リュウはまた敵の名を口にした。
「今日は数が少なかったがこれで多かったら」
実質一〇〇もいなかった。物量的にこちらが勝っているのが今回は大きかった。
「そうですね。かなりの強敵です」
セイラが冷静にそれを分析してきた。
「彼等もまた」
「今回は宣戦布告か」
グローバルはそう呟いた。
「さしあたっては」
「ええ、おそらくこれからは」
未沙が言う。
「彼等とも激しい戦いになるかと」
また新たな勢力が姿を現わしたのだった。だがそれが果たしてどういった者達かまでは完全にはわかっていなかった。また謎が現われたのだった。
ロンド=ベルが勝利を収めた後で。闇の中でそれについて話す者達がいた。
「データ以上の力か」
「そうね」
スキンヘッドの男に黒いロングヘアの女が応えていた。
「それもかなりね」
「思った以上に手強いか」
「しかしそれも考えれば当然だろうな」
金髪の男が言ってきた。
「今までもかなりの戦果をあげている連中だからな」
「御前はどう思う?」
スキンヘッドの男は黒い肌の男に問うてきた。
「彼等に関して」
「・・・・・・・・・」
だが彼は答えない。黙っているだけであった。
「喋ったらどうだ?」
「別にいいじゃない」
しかし横からそのロングヘアの女が言ってきた。
「別にね」
「ふん、ならいい」
スキンヘッドはそれで諦めた。諦めるしかないといった感じである。
「だが。今後我々も厳しい戦いになりそうだな」
「それはわかってるでしょ?」
女が言う。
「最初から」
「そうだな。あいつ等も地球に向かっているそうだしな」
「そうか、やはりな」
スキンヘッドは金髪の言葉に顔を向けてきた。
「来たか」
「バルマーもまたこちらに来ているわよ」
女がそう付け加えてきた。
「それも今まで以上の数で」
「四つ巴か」
スキンヘッドはそれを聞いて呟いた。
「かなり激しい戦いになるな」
「どうする?一時高みの見物といくか?」
「いや、それはできないだろう」
スキンヘッド
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