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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第一話 宣戦布告
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「へっ、どいつもこいつもよ」
甲児はそれを聞いて減らず口めいて述べた。
「随分と地球に御執心なこった」
「ガンエデンのせいなのか」
大介は冷静に分析をはじめていた。
「やはりこれは」
「そうかも知れない。ただ」
「ただ!?」
皆またエイジの言葉に顔を向けた。
「ゲストとインスペクターはバルマーとも対立している」
「何かバルマーって」
「敵多いわね」
さやかとジュンはそれを聞いて言うのだった。
「あちこちと戦争しているからかしら」
マリアも言ってきた。
「やっぱり」
「バルマーは確かに敵が多い」
エイジもそれに頷く。
「そのせいで各地で戦力を消耗しているのも事実なんだ」
「やっぱりな」
「それでよく国がもっているな」
「戦争で新たな戦力を手に入れてきたから」
「つまり戦争がないと成り立たないのか」
マシュマーはそう結論を出した。
「危ういシステムのような」
「マシュマー様、おわかりなんですね」
「ゴットン、何か気になる言い方だな」
マシュマーはゴットンに顔を向ける。
「何が言いたいのだ?」
「いえ、何も」
「そうか。ならいいが」
「皆さん」
ルリが口を開いて述べてきた。
「敵が前に来ます」
「やはり」
エイジはそれを聞いて呟いた。
「やはりインスペクターも」
「全軍戦闘用意です」
ユリカはそれを見てすぐに判断を下してきた。
「そして敵を撃退しましょう」
「了解」
「降りかかる火の粉はそれで」
ロンド=ベルはまた戦いに向かうことになった。呉の港に布陣して空から来る敵を迎え撃つ。敵は早速前から攻撃を仕掛けてきた。
「気をつけな!」
スレッガーが叫ぶ。
「こりゃかなり性能が高いぜ!」
「ああ、そうみたいだなこれはよ!」
カイが敵の中の一機の攻撃をかわしてスレッガーのその言葉に応える。
「いい照準してるぜ!」
「照準を合わせて一機ずつ狙え!」
ブライトはその中で指示を出してきた。
「各個撃破だ。いいな!」
「わかった」
アムロがそれに応えて頷く。
「それなら・・・・・・!」
彼の動きはまた特別だった。一機また一機と敵をビームライフルで撃ち抜いていく。やはり彼こそがロンド=ベルで第一のエースだった。
クワトロもまた一機ずつ敵を減らしていく。そうして敵の指揮官が動くのを待っていた。
「エイジ」
アムロはその中でエイジに声をかけてきた。
「はい」
「ゲイオス=グルードだったな」
敵機のことを問う。
「確か」
「ええ、そうです」
エイジは彼に答えた。
「手強いです、注意して下さい」
「わかった。じゃあ」
アムロはあらためて攻撃態勢に入った。フィンファンネルを放つつもりだった。
そしてそれを放つ。無数のファンネルがそのゲイオス=グルードを包
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