第一話 宣戦布告
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ト=ゼゼーナン、インスペクターはウェンドロ」
二人の名前が告げられる。
「彼等がそれぞれの指導者となっている」
「それでその二人の指導者はどうした感じかな」
ユウナがギャブレーに問うてきた。
「敵になるにしても味方になるにしてもそこが重要だからね」
「ウェンドロは子供だ。ただし天才的な戦闘センスとカリスマ性を持っている」
「戦闘センスとカリスマ性を」
「そうだ。それに対してゼゼーナンは大したことがない」
そう言い捨てる。
「自分達以外を下等と見下していて家柄だけで今の地位にある。人望も全くない」
「何だ」
「その程度か」
皆それを聞いて安堵の息を漏らす。暦に回った場合その程度なら大したことはないと判断したからである。それは実際にそうであるが。
「ただしどちらも勢力は大きい」122
ギャブレーはここで付け加えてきた。
「どちらもバルマーに対抗できる程だ。それは覚えておいてくれ」
「了解」
「それじゃあそれも」
皆ギャブレーの言葉に頷く。
「頭に入れておきます」
「さて」
話は一段落したところでダバが言ってきた。
「それじゃあ食べ終わったし」
「ええ」
「解散ってことで」
「何か一難去ってまた一難だよな」
ディアッカが苦笑いを浮かべて言う。
「戦いが終わってもな。次の敵か」
「仕方ありませんよ」
ニコルが彼にそう述べる。
「宇宙怪獣だっていますしね」
「それもそうか。じゃあ訓練でもすっか」
「もうオルガ達は元気でやってるぜ」
ジュドーが言ってきた。
「相変わらずな」
「相変わらずねえ」
勇がそれに顔を向ける。
「何かあの三人がいるだけでもかなり心強いな」
「そうね。最初はとんでもないのが来たと思ったけれど」
カナンが彼の言葉に答える。
「会って話してみればそんなに悪いことはないわね」
「そうか?」
だがヒギンズはそれには異議を呈する。
「あの破天荒さはな」
「それもあいつ等の売りだな」
スティングはこう評してきた。
「俺達も似たようなものだがあいつ等はまた特にな」
「エキセントリックってやつ?」
アウルがそれに突っ込みを入れる。
「あれは」
「エキセントリックというよりは」
サイがそれに応えて述べる。
「無茶苦茶っていうような」
「けれどステラあの三人好き」
しかしステラがここでこう言う。
「悪い感じはしないから」
「影はないな」
クインシィが彼女の言葉に頷く。
「確かにな」
「戦いでも派手に活躍してくれるしな」
ジョナサンもそれは認めている。実際に彼等の常識破りの戦闘力と三機のガンダムのパワーは今やロンド=ベルにはなくてはならないものになっている。
「それは事実だ」
「けれどよ、あれよ」
アムが顔を顰めて言ってきた。
「あの三人何を
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