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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第一話 宣戦布告
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言葉に頷いた。
「幾ら何でもこれ以上は出ないんじゃ」
「残党とかいるんじゃ?」
エルは自分でもあまり信じていないことを口に出してきた。
「恐竜帝国とかの」
「流石にあいつ等はないだろ?」
ビーチャがそれに応えて言う。
「あれだけ完全に滅んだらよ」
「そうですよね。邪魔大王国もいないんですよね」
フィリスが述べてきた。
「それだともう流石に」
「宇宙はいないですよね」
エルフィにも思い当たるものはなかった。
「バルマーと宇宙怪獣以外には」
「そうだな」
レイがその言葉に頷く。
「他には」
「いないか。やっぱり」
ハイネがぽつりと呟いた。ここでパフェができて皆に配られる。
「バルマーと宇宙怪獣以外には」
「じゃあある意味楽ってわけか?」
ケーンがそれを聞いてパフェを食べながら問う。
「敵が少なくて」
「そうだな。今までハードだったから」
タップが能天気に言い出す。
「楽させようって神様の配慮だな」
「おいおいタップ」
ライトがその言葉に突っ込みを入れる。
「神様はもういないぜ」
「あっ、そうか」
「けれどあれだよな」
シンもまたパフェを食べながら言うのだった。
「イルイを安全な場所にやったのは正解だったな」
「ああ、そうだね」
レッシィがそれに頷く。彼女はコーヒーとパフェを楽しんでいる。
「さもないとイルイを戦争に巻き込んでしまうからな」4
「それだけは勘弁して欲しいわよ」
アムは怪訝な顔で言う。
「洒落にならないから」
「そういうことだな。そうした意味でこの選択は間違いじゃない」
ダバは冷静な分析を述べる。
「ただ」
「ただ?」
「バルマーは時折卑劣な作戦も立ててくる。それは注意しないとな」
「そうだな」
その言葉にショウが頷く。
「マーグは正々堂々としているがユーゼスは酷いものだった」
「ああ、あいつか」
トッドはその名を聞いて顔を曇らせた。
「あいつはな。また特別じゃねえのか?」
「そうだと思いたい」
しかしショウの返事は今一つ歯切れが悪い。
「幾ら何でもな」
「それでな」
ここでキャオが言う。
「バルマーで一番やばいって言われてるのはな」
「誰なんだ?」
「ハザルってやつだ」
そう皆に告げる。
「ハザル!?」
「ハザル=ゴッツォって奴だ。バルマーの宰相ユーゼス=ゴッツォの息子さ」
「宰相のか」
「じゃあかなりの家の」
「ああ、とんでもなく嫌な奴らしいな」
そう述べるキャオの顔が嫌悪に歪む。
「バルマーの中でも特にらしい」
「それってどんなの?」
キラが彼に問う。
「性格が悪いってだけじゃないよね」
「それもあるけれどな」
キャオはキラに一旦そう答えた。
「ただそれだけじゃねえ。選民思想の塊で他の人間を虫ケラか何かに
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