暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第50話 地味にストレス爆発で剣を作ります
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り開拓の手伝いには出られなくなってしまいました。
……と言う訳で、本邸の庭に戻って、また土人形や藁人形を切る事になるのですが、それだとちょっと物足りなく感じ始めたので、金属製の人形にも手を出しました。《錬金》で作った金属人形ですが、もったいないので残骸は純度調整しインゴットにして売り払っています。
ちなみに最初は上手く斬鉄する事が出来ず、多くの刀をダメにしてしまいました。……最終的にタングステン・ベリリウム合金製の超極薄刀に進化しました。《硬化》と《固定化》を重ね掛けして補強してありますが、それが無いと簡単に折れたり曲がったりしまう程薄い刀身は、切る事のみに特化し鉄もスパスパ切れる力作だったりします。むこう側が透けて見えませんが、何処の完全変体刀だと突っ込みたくなる刀です。(そう言う訳で、柄や鞘のデザインはパクリました)
最近は鬱憤のたまり具合も凄いので、新たに5体の鉄人形を《錬金》で作り出しました。何でそんなに鬱憤が溜まってるの?って思うかもしれませんが、母上にこのストレス解消を知られてしまったのです。ここまで聞けば、何があるのか予想は出来るでしょう。母上に見つかる度に、《錬金》で金属人形を作り続ける羽目になるのです。(母上が一発で斬鉄をして見せた時は、かなり凹みました)
「ギルバート」
そんな私に父上が声をかけて来ました。何時の間に庭に出て来たのでしょうか?
「はい。父上。何かあったのですか? って、聞くまでもありませんね」
「すまんな。シルフィアの話を聞いて、どうしても気になってな」
そう口にしながらも、父上の目線は私が持っている刀を追っています。
「父上も好きですね。これは薄さと軽さ……そして何より切れ味を追求した刀です。脆いので実戦ではとても使えませんが、切る事に関してはこの通りですよ」
そう言いながら、私は《錬金》した鉄人形を両断しました。……やっぱり、斬鉄って素晴らしいです。
父上の方を振り返ると、目を輝かせながらこちら……もとい、私の刀を見ています。父上なら母上の時の様に《錬金》で鉄人形を作り続ける様な事は無いですし、母上が簡単に出来たので技量の心配もないでしょう。
「使ってみますか?」
「良いのか?」
「父上の技量なら心配ないと思いますが、刀身が脆いから注意して下さい」
そう言って刀を渡すと、私が作った鉄人形を切り倒し始めました。直ぐに残りの人形は無くなり、父上は《錬金》で新しい人形を作りだして続きを始めます。……物凄く楽しそうですね。気持ちは良く分かりますが。
……20体位切り倒したでしょうか? ようやく満足して父上が戻って来ました。
「ギルバート。素晴らしい剣だな」
えらくご満悦ですね。でも……
「母上に
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