暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第50話 地味にストレス爆発で剣を作ります
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有できます。客が本当にビターシャルとルクシャナなら、そのまま私が出て行けば良いですし、違うならカトレアを下げてしまえば良い。2人の名を名乗った以上相手は精霊使い(エルフ)である事は確定なので、相手が敵ならティアやレンでは正体がばれて戦闘になる可能性が高いです。しかしカトレアなら、その心配はありません。何よりカトレアの人を見る力なら、相手の敵意を読み取る事が出来るでしょう。

 ですが、出来ればカトレアにはそんな事をしてほしくないです。どうやって説得しましょうか?

「ティア。邸内の精霊達に何か異変はありますか?」

「精霊達に介入された様子は無いのじゃ。大精霊達の後ろ盾もあるので、支配権を奪われる事もなかろう」

 ん? それなら相手が精霊使い(エルフ)でも、精霊魔法による攻撃は無いと見て良さそうですね。ならば万が一の時でも、カトレア1人で十分に制圧できる事になります。……制止出来そうな理由が無くなってしまいました。

「そうですね。その作戦なら、お茶……それと、相手がエルフならフルーツも用意させた方が良いかな?(って、待て。それなら最初からティアとレンを連れて、4人で一緒に行った方が良いじゃないですか)」

「ちょっと用意して来るわね!! 部屋で着替えて来るわ!!」

「あっ!! カトレア!! ちょっと、ま……」

 行っちゃいました。メイド服なんて着る事ないのに。

 ……

 …………

 あれから5分位で、カトレアが戻って来ました。恰好はドリュアス家指定の女性用給仕(メイド)服です。

「何故そんなに早いのですか?」

 カトレアの部屋まで急いでも2分かかります。つまりメイド服を用意して着替えるまで、1分もかかっていない計算になります。それでは着替えられるかどうかもあやしい。つまりメイド服はあらかじめ……。

「そんな事如何でも良いじゃない。それより、どう似合う? ご主人さま♪」

 少し屈んで胸を強調するポーズを取るカトレア。私はメイドスキーではありませんが、ちょっとグラッと来ました。ハルケギニア(こちら)に来て、メイド慣れしていなければ危なかったかもしれません。

 二へッ

 カトレアが私を見て笑いました。どうやらコスプレは有効と思われた様です。そして次のネタを考え始めた様です。

「ここは和服で攻めるべきかしら? なら、腹黒割烹着? いや、折角天然のピンクブロンドがあるんだし、種の歌姫みたいに和服ドレスとか? ……なら下手にコスプレにこだわる事ないか。それに染め布が必要ね」

 口からダダ漏れてるし。と言うか、やばいです。私のクリティカルな部分を的確について来ます。

「それは面白そうじゃ。吾も着てみたいのう」

「主も満更でもなさそうじゃしのう」

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