暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第50話 地味にストレス爆発で剣を作ります
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!」

 うん。元気に走って行きましたね。あれなら大丈夫そうです。

「……坊ちゃん」

「別に苛めてるわけじゃありませんよ。先日作ったバスタードソードも、必死に作った一振りだってだけですよ」

 それなのに次の武器ばかり急かされては、多少なりともイラッと来るのは仕方が無いと思います。

 私の意図をくみ取ったのか、オーギュストは何も言いませんでした。

(助かります)

 心の中で感謝を述べつつ、私は書類仕事に戻りました。



 父上と母上が本調子に戻るまで1週間かかりました。

 前半は本当に落ち込んでいたみたいですが、後半は楽する為に落ち込んだふりをしていたみたいです。腹の立つ事実ですが、この2年間私の手伝いが一切無く苦労したみたいなので、我慢する事にしました。

 ……警告はしておくけど。

 本当は綺麗に流したいのですが、ここで警告を怠ると後で際限なく仕事が舞い込む事になりかねませんから。

 まあ、それは置いておくとして、私は私がやらなければならない事を片づけて行くしかありません。

 一つ目は、ミスリルやタングステンの鍛造方法の確立です。と言っても、今更引き下がれないと言うのが本音ですね。何だかんだ言って、今更ディーネに「出来ません」とは言い辛いです。……前途は多難です。

 二つ目は原作への介入です。ガリアの事前介入が失敗に終わってしまったので、こちらは土壇場で何とかするしかありません。だからせめて、アルビオンの方は事前介入を成功させたいです。ガリア、アルビオン共に失敗は出来ませんが、特にシャジャルが過去の真相を知っている可能性が高いので、アルビオンの方は失敗が許されません。原作最大の謎を解明するチャンスが、一気に遠のく事になるからです。

 マジックアイテムの方は、仕様を伝えてマリヴォンヌに丸投げしてあるので大丈夫ですし、新魔法開発はカトレアに押し付けました♪(カトレアがすごく良い笑顔になったので、速攻で逃げ出したのは内緒です。即捕まりましたが……)

 他は私が立ち上げた産業の監督等がありますが、人に任せられるようになったので大した事は無いでしょう。ネフテスの砂漠緑化の方も私が居なくても大丈夫な段階まで進みました。物資調達のついでに行った行商が、かなり儲かっていたので惜しい気もします。忙しくてネフテスに行けなくなるのも、ビターシャルに手紙で伝えておかなければなりません。(ティアにお使いを頼みましょう)

 まあ、こんな所でしょうか? 努力するしかありませんね。

 ……妹に負けたままじゃいられないので、本格的に訓練もしないと。鬱になりそうです。



 何の成果も出せずに、3か月も過ぎちゃいました♪

 実を言うと加工方法(アイディア)が浮かばずに
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