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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第50話 地味にストレス爆発で剣を作ります
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エクスカリバーとか」
「……まって、私の人格は」
「なっ!! 最高の騎士であり“湖の騎士”の名を持つサー・ランスロット様の愛剣の名前の何処がいけないのですか!?」
「縁起が悪いじゃないですか。王を裏切ってしまった騎士の愛剣なんて」
「それはエクスカリバーも同じでしょう。妻を寝とられた上に息子に反逆され、最後には相打ちになった男の剣など……」
「女だから。って、だから待って……」
「誰が何と言おうと、この剣の銘はアロンダイトです。これは絶対に譲りません!!」
ディーネが叫ぶと同時に、剣の宝石が光り契約が結ばれてしまいました。
「馬の名前!! しかもオスぅ――――!!」
ひたすら無視されまくった剣……アロンダイト(女の子)は、悲痛な叫びを上げましたが私にはもうどうする事も出来ません。と言うか、その馬の事を何故知っているのですか?
インテリジェンスソードに宿る人格が女と知ったディーネが切れて、思いっきり殴られてしまいました。理不尽です。
ショックのあまりアロンダイトは、私やディーネと殆ど口を聞いてくれなくなりました。私には時間が解決してくれる事を祈るしかありません。ただ、最初に話した時は物静かな女性だったのに、今のアロンダイトは子供の様な印象を受けます。……幼児退行する程その銘が嫌だったのでしょうか? 時間がかかりそうです。
この状況に、自室で頭を抱えていると……
ドンドンドンドン
「ギルバート様!! 大変です!!」
乱暴にドアがノックされました。声の主は間違いなくファビオですね。滅茶苦茶嫌な予感がします。
「何事ですか?」
部屋のかぎを開けると、ファビオが中に転がり込んで来ました。
「ギルバート様!! 大変です!! 今通信用魔具から連絡があって、モード大公家が襲撃されたそうです!!」
「な 何だって!! 早すぎます!! 最低でもあと半年はあると思っていたのに……」
園遊会が6〜8月と予想されるので、ガリアやアルビオンの事件はそれ以降と予想していました。その様な大事件が起きていれば、園遊会どころではないからです。最低でも半年……長ければ1年は時間があると思っていました。
「如何しますか!?」
「現地へ飛びます。シャジャルとティファニアは、ロマリアを黙らせるのに必要な人材です。絶対に殺される訳には行きません」
「分かりました。こちらも直ぐに準備します」
直ぐに着替えと荷物を準備し、ティアを呼び出しました。ここから先は時間との勝負です。
「坊ちゃま。大変です」
部屋を出るとそこに、オーギュストが来ました。
「アルビオンの事は聞いています。緊急なので、父上と母上には……
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