第五百五十三話
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第五百五十三話 家に帰って
美奈子は学校から家に帰った、そうしてすぐに華奈子と共に風呂に入った。そこでまずはそれぞれ身体を洗ってからだった。
湯舟に向かい合って入って浸かる、二人共髪の家は上で束ねている。そのうえでほっとした顔になっていた。
その中で美奈子はこう華奈子に言った。
「こうしてお風呂にじっくりと入ってよね」
「そう、身体をほぐしてね」
華奈子はにこりとして美奈子に答える。
「筋肉痛にならない様にするのよ」
「走った後はなりやすいからよね」
「そう、それでなの」
華奈子は笑顔のままだった。
「筋肉痛になったら嫌でしょ」
「ええ、私もそれはね」
「いつも走ってたからそんなに酷い筋肉痛にはならないと思うけれど」
「それでもこうしてほぐしていたら」
「後で痛くならないわよ」
「じゃあじっくりと入って」
「我慢できなくなってもね」
ゆだってもだというのだ。
「その時はシャワーを浴びてね」
「それでよね」
「そう、一旦身体を冷やしてまた入って」
「それでもう一度身体をほぐすのね」
「そうすればいいから。とにかくじっくり入ろうね」
「ええ。それにしてもね」
ここで美奈子は華奈子のある場所を見て言った。
「華奈子少し胸大きくなった?」
「そう?気のせいじゃないの?」
「そうかしら。胸ってやっぱり大きい方がいいのかしら」
「あたしは特に気にしてないけれどね」
華奈子は大きい胸にはさして興味がない、大きさよりも形の方が気になる方だ、それでこう美奈子に返した。
「大事なのは形じゃないの?」
「そっち?」
「そう思うけれどどうかしら」
「言われてみるとそうかしら」
美奈子も言われて思いなおす。
「形かしら」
「うん、そう思うけれど」
「私はどちらかというと大きさだけれど」
「胸もそれぞれなのね」
「そうね。とにかく今はじっくりと入って」
そしてだった。
「身体をほぐして明日痛くならない様にして」
「それでまた明日頑張ろう」
そしてこうも言う華奈子だった。
「後は髪の毛も洗って」
「あr、それも忘れたら駄目よね」
「奇麗にすることもね」
それも忘れない二人だった。身体をほぐすだけでなく奇麗にすることも忘れていなかった。
第五百五十三話 完
2012・12・25
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