暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
番外編A:時を越えた邂逅
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り付けられるがメタルカラーなので切り落とされはしなかった。パイルがクロウを助けにいこうと前にでるが、足元にシノンの銃弾が着弾した。そして、その隙に細剣を手にしたアスナが間に割り込む。自然とリンVSロータス、キリトVSクロウ、アスナVSパイルの状況になる

〜アスナVSパイル〜

アスナ「いやぁ!!」

アスナの鋭い気合いとともに、細剣がパイルの体を貫く。その速さに剣道部の部員であるパイルは感心せざるを得なかった

杭「(強い。速くて正確。でも……)負けるわけにはいかない!」

パイルはそう叫んで、杭を振り回す。アスナはそれにより後退せざるを得なかった。その隙に

杭「<<シアン・ブレード>>!」

心意技を発動した。杭は砕け散り、中から青い刃を持つ刀が現れる

杭「まだまだ、これからです」

パイルは不敵に笑う。アスナは微笑むと細剣を構える。対してパイルは大上段に構える。アスナは己の真骨頂である、スピードのある剣舞を。パイルは、ごまかしなしの一撃を狙う

アスナ「やあっ!!」

まず動いたのはアスナ。敏捷補正全快でパイルに突っ込む。パイルは完璧なタイミングで振り下ろした。当たる……はずだった

杭「なっ!?」

なぜなら、アスナが細剣でパイルの刀を弾き軌道を変えたからだ

アスナ「えいっ!」
アスナの真骨頂である高速の連撃。それがまとめてパイルにたたきこまれる。パイルは下がり、体制を立て直そうとするがアスナはそれを許さない。パイルにピタリと張りつき追撃する。パイルはダメージを無視し刀を振り下ろした。とっさにアスナは反転。下がるが、完全には交わしきれず切っ先がアスナにとっては不運なことに右腕を切り裂いた

アスナ「くっ……」

苦悶の表情を見せるアスナ。右腕は部位欠損により、数分間は無いままだ。必然的に左手で剣を持たなければならず、利き腕でないため力がでない

杭「僕の……勝ちです!」
パイルの剣閃はアスナを斬った。アスナのHPは吹き飛び、青い光がそこに残る。ふうと息を吐いたパイルは下がってベルの回復を受けようとして背を向けたその時、一発の銃弾がパイルをつらぬいた。それによりパイルのHPは0に、最後に振り向いたパイルの目には自分を狙う銃口とシノンの鋭い目だった

〜シノン&ベルSide〜

シノンはベルに銃口を向けている。サポートを潰せば、ほぼ勝ちだからだ。だから不用意に出てきたベルを一発、撃った。それはたまたま持っていた巨大な鈴に当たり全損は免れた

鈴「……危な!?」

そう叫んでベルは飛んできた銃弾の方向からは死角となる木の後ろに隠れる。自分に<<シトロン・コール>>を使うと一息つく

鈴「……どうしよう……」

仲間を回復に行きたいが木の陰から出れば銃弾につ
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