本編
2話〜戦闘開始!〜アーチャー陣営
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――― ランサー陣営 ―――
「ねーねーランサー。戦いにいかないのー?」
のんきな声でこのようなことを聞いているのはランサーのマスター、雨竜龍之介である。
「うるせーな、少し静かにしてろりゅーのすけ!」
ランサーは林檎をかじりながら気だるそうに答えた。
しかし、この会話はとんでもない場所で行われているのだ。
冬木大橋の鉄骨の上である。
雨竜龍之介は人間なら落ちたら即死という高さにいてもマイペースだった。
「さぁーて、どうすっかなぁ?」
ランサーは不敵に微笑んでいた。
――― ライダー陣営 ―――
(ライダー、そいつのクラスはわかるか?)
(得物はナイフ、それとは別に何かを持っているみたいだ。)
(ならばそれを使われる前に片付けろ。)
(りょーかい!ようやくマスターも速さがいかに素晴らしいかわかってきたみたいだな!戦いにおける速さは相手に本来の力を出させずこちらの優位に戦闘を進める上で最も重要です。素早い攻撃は相手を翻弄することもダメージを蓄積させることもできます。そして速さは一点に集中させれば強力な一撃を……)
(やかましいぞライダー!令呪で早口を禁じてやろうか?)
(それだけはご勘弁〜)
ライダーは今日もグットスピードである。
――― アサシン陣営 ―――
「オマエがオレの相手をするのか?」
アサシンは目の前の男に問いただした。
「デートの相手が俺では不満かい?お嬢さん。」
「軽い男はキライだ。でも、アンタを殺すのは悪くない気がするな。」
「そーかい!なら……ラディカルグットスピード脚部限定!」
男が叫ぶと、周りのアスファルトが次々に欠けていった。そして男の足には薄紫の装甲が装備されていた。
「へぇ………それがアンタの力か。だがオレはどんな能力だって殺してみせる!」
「受けろよ、俺の速さを!衝撃のぉー!ファーストブリットぉー!」
男は一瞬でアサシンに詰め寄り、蹴りを放ってきた。
アサシンは咄嗟に防御するが、
「(かなりの威力だな。義手じゃなきゃ止めきれてなかったな。さすが人形師といったところか。)」
今の一撃で焦っていた。彼女のマスターに宝具の使用はしないように厳命されてい
るからである。
「(おい、キレイ。こいつはかなりのもんだ。宝具使わないとこっちも相当もらっちまうぜ。)」
「(お前の仕事は倒すことではない。時間をかけ、ほかのサーヴァントが来るまで粘るのだ。)」
「(わかったよ。そのかわり………)」
「(ハーゲンダッツならす
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