第六十四話 天使化
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。お前、天使化したのか?」
「天使化?そんな現象があるんですか?アザゼル先生」
闇慈がアザゼルに聞くとアザゼルは肩をすくめ、首を横に振る。
「いや、実際には今まで無かった。理論的なものは天界と冥界の科学者の間で話し合われてはいたが・・・」
「はい。ミカエル様の祝福を受けて、私は転生天使となりました。なんでもセラフの方々が悪魔や堕天使の用いていた技術を転用してそれを可能にしたと聞きました」
三大勢力はここまで伸展させることが出来たみたいだった。そして今この場に悪魔、天使、堕天使が揃っていた。更にイリナが話を続ける。
「四大セラフ、他のセラフメンバーを合わせた10名の方々は、それぞれA(エース)からクイーン、トランプに倣った配置で[御使い]『ブレイブ・セイント』と称した配下、12名を作る事にしたのです。カードで言うキングの役目が主となる天使様となります」
「なるほど。[悪魔の駒]『イービル・ピース』の天使バージョンって所かな。これって将来は悪魔と天使におけるレーティングゲームみたいなものが完成されるじゃ?」
闇慈の考えと推測にアザゼルは共感の意を示した。
「お、それ良い考えだな。それが実現したら面白い事になりそうだ。しかし実現するのは10年か・・・もしかしたら20年後になりそうだな」
そんなこんなで話が盛り上がっているとソーナが話を切り替える。
「その辺りの話はここまでにしておいて、今日は紫藤イリナさんの歓迎会としましょう」
そしてその後、他の生徒会のメンバーもオカルト研究部の部室に呼ばれ、イリナの歓迎会が執り行われた。
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