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ハイスクールD×D 万死ヲ刻ム者
第六十三話 転校生
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あんな事を平然と言ってしまって」

「ちょっと、頭を上げてよ!私が悪いんだから!」

イリナのアタフタしている行動を見て、闇慈は立ち上がり、イリナと向き合った。

「・・・なら、これでおあいこですね。僕の事は『アンジ』って呼んで下さい」

「うん。なら私のことも『イリナ』って呼んでよ、アンジ君」

その言葉に闇慈はイリナに右手を差し出す。

「分かった。これからよろしくね?イリナ」

「うん♪アンジ君」

さっきの緊迫した空気は何時の間にか無くなり、闇慈とイリナは握手を交わした。そしてそれを確認した一誠がイリナに尋ねる。

「なあ。どうして駒王学園(ここ)に転入したんだ?」

「ミカエル様の命により使いとしてここに転校してきたの。詳しくは放課後に。場所は噂の旧校舎で、ね?」

イリナはウィンクをしながら一誠に答えていた。

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