第六十三話 転校生
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
小猫のホームステイが始まって数日後二学期が始まり、闇慈のクラスは賑わいを見せていた。
一誠は悪友の松田と元浜と一緒に何やら集まって夏休みの間に何かあったのかを話し合う、集会みたいなものを開いていた。
闇慈はその集会には入らなかったが聞き耳を立てていた。内容は夏休みの間に何人の男子が童貞を卒業したかと言うものだった。
(不味いな・・・。あの事がバレたらクラス全員の男子を敵に回すかもしれない・・・いや。マスコットキャラとして人気の高い小猫ちゃんと知ったら、学校全体になりかねないかも・・・)
闇慈は表には出さなかったが心の中で苦笑を浮べていた。因みに小猫と交わったことはリアスしか知らなかった。ここで一誠が闇慈に話しかける。
「なあ闇慈!お前はどう思う!?」
「えっ?何が?」
「お前はやっぱりエッチしてみたいって思うだろう?」
一誠の言葉と同時に松田と元浜も闇慈に詰め寄っていた。闇慈は少し間を空けると・・・
「・・・まあ。一応男子だからね。憧れたりはするよ」
と答える。一誠はそれを聞くとうんうんと頷き続ける。
「だろう?だからさ昼休みにある紳士の集まりにお前も参加しろよ」
「それは、断らせて貰おうかな。昼休みには小猫ちゃんと一緒に昼食を取る約束をしているからね」
「くぅぅぅ!!エッチは無くてもリア充してるってか!!もう良いぜ!お前なんか知らねえよ!こんちきしょう!!」
闇慈の返答に一誠は相変わらず血涙を流していた。松田と元浜も闇慈の言葉に一誠と同じ羽目になっていた。ここで一誠が爆弾を投下する。
「しかもお前、今は小猫ちゃんと一つ屋根の下だからな!羨ましいぜ!!」
「イッセー!それは!!」
「あ・・・やべっ」
一誠が慌てて口元を押さえたが遅かった。
『何っ!?』
その言葉に男女問わずに反応した。そして濁流のようにクラスメイトが闇慈に押し寄せてきた。
「黒神!どう言う事だよ!?」
「黒神君と小猫ちゃんが一緒に住んでるって本当なの!?」
「何でお前なんだよ!?イケメン死ねぇぇぇ!!」
「と言う事は黒神君と小猫ちゃんはもう・・・」
「ちょっと待って!そんなにいっぺんに言われても答えることなんか出来ないよ!!」
闇慈がクラスメイトの質問に答えることが出来ずにアタフタしていると担任の教師が入って来た。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「えー、このような時期に珍しいかもしれませんが、このクラスに新たな仲間が増えます」
ホームルームが始まってまず最初に行われたのは転入生の紹介だった。
「じゃあ、入ってきなさい」
そして先生の呼びかけと共に入室してきたのは栗毛のツインテールの美少女だった。
『おおおおおおおお
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ