第六十一話 戦乙女
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めの言葉が頂けるなんて思いもしませんでしたよ?・・・『オーディン』様」
「ほっほっほ。一目見てわしの正体を見破るとは、この先が楽しみじゃな」
「僕は世界神話を愛読していますので貴方のことはよくご存知です」
闇慈とオーディンらしき老人は会話を進めているがリアスが隣から入る。
「オーディン様ですね?初めてお目にかかります。私、リアス・グレモリーですわ」
「なあ、闇慈。このじいさん誰?」
「北欧神話は知ってるよね?それに登場する最強最高神、オーディン様だよ」
その事に一誠は驚愕の表情を浮べる。北欧神の中で最強と謡われるオーディンが目の前にいることに驚いたのかもしれない。
「サーゼクスの妹じゃな。試合見ておったぞ。お主も精進じゃな。しかし、ううむ・・・デカいのぉ。観戦中、こればかり見とったぞい」
オーディンはリアスの胸をいやらしい目付きで見る。その様子に気付いた一誠は猛抗議しようとしたが、いつの間にか入室していた銀髪の女性がハリセンで・・・
スパーン!!
とオーディンを叩いた。そのスピードは闇慈も賞賛するものだったみたいだ。
「もう!ですから卑猥な目は禁止だと、あれ程申したではありませんか!これから大切な会談なのですから、北欧の主神としてしっかりしてください!」
「まったく、隙の無いヴァルキリーじゃて。わーっとるよ。これから天使、悪魔、堕天使、ギリシャのゼウス、須弥山(しゅみせん)の帝釈天(たいしゃくてん)とテロリスト対策の話し合いじゃったな」
オーディンが頭を擦りながら半眼で呟く中、闇慈はその女性を思い出していた。
「あれ?貴女は・・・ロスヴァイセさん?」
「またお会いしましたね」
「なんじゃお主、死神の小僧と会っておったのか?」
「はい。オーディン様をお待ちしていた際に」
それを聞いたオーディンはロスヴァイセにエロい顔で問いかけた。
「ほうほう。お主はこう言った好青年を好むのかのぅ?しかし、お主のような生真面目で堅い奴には無理じゃな。数年かかっても勇者の1人、2人出来んじゃろうて」
オーディンが嘆息しながら言うと、ロスヴァイセは瞳を潤ませながら叫んだ。
「ど、どうせ私は彼氏いない歴=年齢の戦乙女(ヴァルキリー)ですよ!好きで処女やってる訳じゃなぁぁぁいっ!私だって、か、彼氏が欲しいのにぃぃぃっ!うぅぅ!」
ロスヴァイセはオーディンの攻め言葉にとうとう膝を付き、泣き出してしまった。それを見た闇慈はお人好しの性格が出てしまったのかロスヴァイセの元に跪くと手を取った。
「え・・・?」
ロスヴァイセは泣くのやめると手を取った闇慈の顔を見た。
「大丈夫ですよ、ロスヴァイセさん。貴女は清楚可憐なヴァルキリー。だからもっと
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