第五十九話 開始
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を味わいたい?」
闇慈のドスの効いた声を聞いたソーナ眷属3人は冷汗をかき、少し後ずさりをしたが、すぐに心を持ち直した。闇慈は女性には優しいが仲間がやられた為、容赦しないみたいだった。
そして初めに動いたのは椿姫だった。長刀で闇慈に斬りかかったが、デスサイズ・ヘルでそれを防ぐ。
「かなり太刀筋が鋭い。だが、見切れないスピードでもない」
「私たちを忘れています!」
由良が格闘を仕掛けてきたが『魔眼』でそれを見切った矢先、巡が背後から斬りかかるがそれもデスサイズ・ヘルで防ぐ。
しばらくソーナ眷属3人の猛攻を防ぐと闇慈は一旦距離を取った。
「中々の連携ですね。攻撃する暇がなかった」
「貴方に褒められると嬉しいですね。このまま行きますよ!!」
椿姫の言葉に他の二人も頷くと闇慈に仕掛けようとしたが・・・
「だが・・・もう貴女達は動けません」
闇慈の言葉と同時に金縛りにあったかのように3人は動けなくなった。
「何が!?」
「動けない!!」
「あ、足が・・・!?」
由良、巡、椿姫の順に声を発し、足を見てみると自分自身の『影』が足首に絡みつき、足が動かせなかった。闇慈がシャドゥ・ルーラーで影を密かに操り、足に絡ませたのだった。
「俺が貴女達を見ている限り、シャドゥ・ルーラーの束縛から逃れられることは出来ない。ここから魔力を使った技で一掃出来るかもしれないが、椿姫先輩のカウンターが厄介だと思うが?」
「流石ですわね。私のセイクリッド・ギア[追憶の鏡]『ミラー・アリス』。鏡を割った攻撃を倍増させ、そのまま相手に跳ね返すセイクリッド・ギアです」
「それはさっきゼノヴィアをやっていた時に知っている。これで・・・止めだ」
闇慈は知っておきながら何故か飛翔刃を椿姫に放った。
「っ!?何故私に魔力の技を!?跳ね返します!!ミラー・アリス!!」
椿姫の叫びと共に巨大な鏡が出てきたが・・・その飛翔刃は鏡の前で消えてしまった。
「えっ!?」
そして闇慈も自分の視界から消えていた。そして・・・
「この瞬間を待っていたんだ!!」
「背後!?」
闇慈は椿姫の背後からダークネス・フィストを叩き込もうとしたが・・・
「やらせません!!」
「ぐっ!!」
ナイトの巡がそれを阻む。背後に移動した時にシャドゥ・ルーラーが一時的に解除されたことを巡は見逃さなかった。闇慈はすぐに距離を取る。
(あの隙を見逃さなかったか・・・)
「副会長!!ここは私達が食い止めます!!」
「会長の元に行って下さい!!」
「しかし!それでは貴女達が!!」
由良。巡の声に椿姫が声を上げ、批判するが・・・
「今ここで貴女を失えば私達が不利にな
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