第五十八話 余興
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闇慈と小猫が恋人同士となり数日後、終にシトリー家との決戦の日がやってきた。当然、闇慈も『遊撃手』としてこのゲームに参加することになっていた。
そして魔方陣でジャンプして到着したのはレストランとも思える場所。ここでグレイフィアの放送が入る。
『我が主サーゼクス・ルシファーの名のもと、ご両家の戦いを見守らせていただきます。どうぞ、よろしくお願い致します。早速ですが、今回のバトルフィールドはリアス様とソーナ様の通われる学舎「駒王学園」の近隣に存在するデパートをゲームのフィールドとして異空間にご用意致しました。リアスさまの本陣が二階の東側、ソーナさまの本陣がが一階の西側となっておりますので、プロモーションする際は敵本陣まで赴きください』
今回のゲームの会場は駒王学園近くのデパートだった。
更に特別ルールとして、回復品である『フェニックスの涙』が両陣営に1つずつ支給されている。ゲーム開始前に30分の作戦タイムがある、バトルフィールドとなるデパートを破壊し尽くさないなど、ルール制限も付け加えられていた。
パワーがモチーフのリアスたちはかなりの痛手だった。さらに・・・
「ギャスパーの時間静止の力も封印されるなんて、私たちにとってこの戦況は圧倒的に不利ね」
「今回はバカみたいに力を発揮することは出来ないと見て良いでしょうね。特にゼノヴィアのデュランダルや、イッセーのブーステッド・ギアは『破壊』を中心とした力ですからね。今回は小猫ちゃんや祐斗が主体となるでしょうね」
「何か作戦はあるのかしら?アンジ」
リアスの質問に闇慈は顎を抱えながら考える。
「・・・作戦は思いつきませんが、このデパートの構造を知ることが重要だと考えます。この状況下の中で使えるものはちゃんと使えるようにしておいた方が良いと思います。そしてそれはソーナ会長も同じことを考えている筈です」
「そうね。ソーナは知略的に攻めて来るでしょう。ギャスパー、コウモリになってデパートの構造などを見てきて頂戴。そしてゲームが開始したら敵の動きを見張って、私たちに知らせる事、良いわね?」
「り、了解しましたぁ!!」
ギャスパーも今回はやる気を見せているようだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そして開始5分前まで自由行動となった闇慈は一人、喫茶店で紅茶を飲んで、心を落ち着かせていた。デパート内はそのまま再現されているため、色々なものがそろっていた。
(この戦い・・・ライザーの時のようには行きそうにはないな。相手もどんな能力を持っているかまだ分からないし、それに相手は僕達の力を知り尽くしているのは必然。さて・・・どうしようかな?)
闇慈が一人で考えていると小猫が闇慈の隣に座ってきた。
「・・・どうしたんですか?闇慈先輩」
「あ、小猫
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