本編
1話〜いざ冬木へ〜セイバー陣営
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
――― セイバー陣営 ―――
イリヤスフィール・フォン・アインツベルンは、父親の衛宮切嗣とクルミの冬芽探し対決をしていた。その様子を城の中から眺める人物が二人。
アイリスフィール・フォン・アインツベルンと
衛宮切嗣のサーヴァントであるクレス・アルべインである。
「あれが、マスターの親としての顔、ですか。」
「ええ。驚いた?」
「いえ、ようやく貴女の言っていることに納得しました。
聖杯によって世界を救済する、という願いを最初に聞いたときは
マスターが本当にそのようなことを考えているのか疑いましたが、今ならば信じられます。」
「そう。なら、これからよろしくね、クレス。」
「はい、よろしくお願いします。アイリスフィールさん。」
「そんなかしこまらなくていいわよ。気楽にアイリって呼んでね。」
「わかりました。アイリさん。」
そのころの切嗣&イリヤ………
「ねーねーキリツグー。」
「なんだいイリヤ?」
「お母様がふりんしてるってほんとー?」
(どこでそんな言葉覚えたんだ………)
「していないよ。なんでそんなこと聞くんだい?」
「メイドたちがキリツグと違うサイズの男物のお洋服をお母様のお部屋に運んでたの
。だからあいじんへのプレゼントだと思ったの。」
(アイリ………セイバーを着せ替えて楽しむつもりなのか………)
「そうか……でもその服は父さんと母さんのお仕事で使うものなんだ。」
「そうなんだー。」
―――アーチャー陣営―――
ウェイバーとアーチャーは共に頭を抱えていた。
その理由は、『アーチャーの宝具』についてであった。
「たしかに最強の宝具だけどそれはなぁ……」
「俺は嫌だがならないと速攻やられるメンツがそろってる………
っていうのは聖杯から情報としてもらってるんだ。正直……」
「「どーしよーもねー!」」
「とりあえず拠点に戻るぞ、アーチャー。」
「了解だ、マスター。」
―――セイバー陣営―――
アイリスフィール・フォン・アインツベルンは冬木の街を歩いていた。
隣には従者であるクレス・アルべインの姿が………あるのだが、
服装がいつもの軽鎧ではなかった。
まぁ、それはそれで目立つので、霊体化していればいい、と本人は思っていた。
しかし、アイリスフィールは「冬木で私をエスコートしてね」と言い、
切嗣も「一日くらいならいいだろう。付き合ってやれ、セイバー。」と認めているのだが……
その服装が『燕尾服』なのである。
なので、彼は今『燕尾服を着たバンダナ男』という非常に可哀想な姿をしている。
「クレス!あれは何かしら?行ってみましょう!」
「お供します
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ