原作前
第一章 大戦期
第二話
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
「お、オレを踏み台にしたぁ!?」
ガイアを足場としさらに高く跳躍し真下にビームを放ち、ガイアに直撃させる。
そのまま空にいた四人のうち二人をビームライフルで撃ちぬく。
「まさか、ヤツはあの姿で空中戦に対応してるだと!?」
残った二人のうち一人にのしかかるような形で地面に着地し、その堕天使を地面に叩き付ける。
バキィッという音から堕天使の骨が砕けたことがわかったが、俺は堕天使に頭部バルカンを至近距離で放ち続けた。
最後の一人は恐怖で顔を歪め、半狂乱になりながら光の槍を振り回してくる。
ビームライフルの弾数を確認すると、
「あと二発か」
弾数の少なくなったビームライフルとダメージを負ったシールドを破棄し、そのまま堕天使に近づき翼の一枚を引きちぎった。
「ギャァァーーーーー!! 私の翼がァ」
激しく叫びながら堕天使は槍を構え飛びかかってくる。
俺はビームサーベルを引き抜き構え、その堕天使の胸に突き刺した。
突き刺したビームサーベルを引き抜くと同時に堕天使は消滅した。
「三分? 十二人の中級以上堕天使が三分と経たずに全滅だと!?」
「あとは貴様だけだコカビエル」
「面白い、このコカビエル直々に貴様を滅してくれる!!」
俺とコカビエルは互いに近接戦をしかける。
ビームサーベルと光の槍がぶつかるたびに激しいスパークがおこりながらも互角の戦いをみせる。
(これは、神様に戦いの才能をもらって成功だったな)
そう思いながらも迫りくるコカビエルと切り結ぶ。
どれほどの時がたったか判断がつかない。
五分、十分あるいは一時間かもしれない。
「その年でこの私と互角にわたりあうとはな」
「その年ってお前俺の年齢しらねぇだろ」
「ふん、私ほどの者になれば年齢ぐらいわかるのだよ」
「あっそ!!」
そして再びビームサーベルを振り下ろす。
このままでは経験の差で直にこちらがやられるだろう、だが、
「フフッ」
「なにがおかしい、気が狂ったか?」
「いや、おれの勝ちだよコカビエル」
「なに? まさか!?」
「お前もわかるだろう、今こっちに上級以上の悪魔一個中隊規模が接近している。部下もいた状態ではどうかしらんが、部下も全滅、貴様も疲労している状態ではただではすまないだろうな」
「貴様一人に部下を全滅させられた時点で私の負けか」
「どうする?このまま戦って死ぬか、撤退するか二つに一つだ」
「撤退したとして貴様が追ってこない保障はない」
「残念ながら、今の俺にそんな余裕はないっ!!」
「ふんっ!! 気に食わんが今は撤退させてもらおう。……貴様、名は?」
「鏡夜・N・ハルファスだ」
「覚えておこう、鏡夜・N・ハルファス貴様は私が殺す」
そういいながらコカビエルはその場から消えた。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ