第七話 そうだ温泉へ行こう
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に俺もジュエルシードを探しているのだが……。これが結構めんどくさい上に、暇なのだ。
(大地。何かあった?)
(ん? どうしてだ?)
暇だ暇だと俺が嘆いていると、テスタロッサからの念話が入ってきた。
特に何かあったというわけでもないし、何もないからこんなに暇を持て余しているんだが……。
(さっきまでちゃんと流れてたのに、急に魔力が変な風に流れだしてたから、何かあったのかなと思っただけ)
こんな心配してくれてるのに、さっきまで暇だ―なんて嘆きながらサボってたなんて言えない……。
(大丈夫、問題ないから。テスタロッサも自分の探索に戻ってくれ)
そう言って半ば強引に念話を終了する。
テスタロッサにサボっていたことがバレないようにというのもあるが、一番の原因は目の前からこっちの方に高町達がやってきているからだ。
さて、見つかるわけには行かないで……。
「とりあえず、逃げますか」
独り言のように呟きながらとりあえず逃げることを選択する俺。
誘いを断って来ている場所が同じなんて説明するのがめんどくさいだけだからな……。
下手すると一緒に行動をするとか言い出してジュエルシードどころでは無くなってしまうだろう。
そんな事を思いながら俺はその場から走りだしたのだった……。
とりあえず一休みということで昼頃、俺たちは一旦部屋に戻ってきた。(テスタロッサはまだ探すと言っていたが、アルフに諭された上に、俺が看病をした時の話をしたらおとなしく食い下がってくれた)
現在、テスタロッサはアルフに連れられて温泉に入っているため特にするとこがない。
「なんか俺、最近セレネと話す時”暇だ―”としか言ってないよな」
『そうですね。今もそうですし』
こんな暇な時間には特訓とも熱血的行動を取ろうとしたが、
『いくら一般人に見られなくなるといって結界をむやみに使うと魔導師ということがバレますよ?』
などとセレネに言われたため我慢をしている。
「大地ー。居る?」
「ほーい」
部屋の中で暇だ、暇だと言っていると話しかけてきたのはアルフ。
「フェイトが見当たらないんだけど知らないかい?」
「テスタロッサが? というか、さっきまで一緒に温泉に行ってたんじゃないのか?」
むしろアルフが知らないのなら、俺のほうがもっと知らない気がするのだが……。
「いやー、先に上がってるって言われたから何処にいるのかなーと思ってね」
「なら、ジュエルシードの探索に戻ったんじゃないか? と言うより念話で直接話しかけたほうが早くないか?」
「たしかにそれはそうだけどさ……。それで探索のジャマになっちゃったら悪いじゃない」
何も考えていないよう
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