スーパーロボット大戦OGs
0097話
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てきました」
レイディバードを操縦している量産型Wの報告を聞き、モニタの様子をグロウセイヴァーにまわしてもらう。
画面の中では、茶色のベルゲルミルが基地司令部があると思われる場所をその手に持っていたライフルで破壊している所だった。
「ちっ、案の定か」
ハガネの部隊対マシンナリー・チルドレンの操るベルゲルミル3機。俺としてはこのまま見学と洒落込みたい所だが、フェフからウルズだけは無事連れ帰ってくるようにと依頼されている。それに、ヒリュウ改と合流しているのならともかく、今のハガネの部隊だけでは苦戦は間違いないだろう。
グロウセイヴァーのコックピットから、量産型Wへと通信を送る。
「俺は出るが、お前は見つからないようにこの戦場から退避していろ」
「了解」
「グロウセイヴァー、アクセル・アルマー、出るぞ!」
レイディバードのハッチを開け、テスラ・ドライブを起動させて空中へと飛び出し、そのままサマ基地へと向かう。
既にそこではハガネの部隊とベルゲルミルが睨み合い、いつ戦闘に突入してもおかしくない状態となっていた。
「ちぃっ、しょうがない」
ランツェ・カノーネの砲身を2門共展開し、ベルゲルミルとハガネの部隊の中間へと連続してビームを撃ち込み、同時に通常周波数で通信を入れる。
「双方共、引け!」
「何だお前は!」
案の定、ベルゲルミルのうちの1機――恐らくこの好戦的な口調からスリサズのものだろう――から通信が入る。
「おやおや、インビジブルマンまでお出ましとはね。一体どういうつもりだい?」
ハガネ側からは既にお馴染みとなったイルムからの通信。その口調は訝しげなものだ。それはそうだろう。イルムにしてみれば、俺とマシンナリー・チルドレンは同じノイエDCの勢力に所属するものだ。いや、正確には俺もマシンナリー・チルドレンもノイエDC所属ではないのだが、それはイルムには分からない事だ。
「俺は、アースクレイドルのイーグレット・フェフ博士からの依頼を受けてここにいる。そこにいる突撃馬鹿3人を連れ戻して欲しいとな」
「突撃馬鹿? ……お前、下等な人間種族の分際で僕等を馬鹿にしているのか!?」
スリサズの声が響くが、それを無視してイルムへと声を掛ける。
「ハガネとしても、目的はこのサマ基地の制圧だろう? ここで無理をして戦闘する事はないと思うが、どうだ?」
「そうかい? だがここにはインビジブルマン、あんたを入れても4機しかいない。そしてあんたはどう考えても厄介な敵だ。この機会に……って方法もあるんだが?」
「本当にそう思っているならやってみろ。己の行いを後悔しないようにな」
「……構わん。インビジブルマンの提案を受け入れる」
俺とイルムの通信に割って入った
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