第4章 聖痕
第42話 蛇たちの父
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える魔法は存在しているのに、呪歌は存在して居ませんでしたか
矢張り、俺が知って居るオーディンが作った魔法ではなく、ブリミルが伝えた魔法ですから、地球世界に伝えられているルーン魔術とは違いが有るのでしょう。
「多分、同じ物やと思う。元々、俺が使える仙術も一子相伝。文字にして残して伝承して行く類の魔法では無く、口伝として、親から子供へと代々受け継がれて来た物。
それは、モンモランシーの家も変わらないんやろう?」
その俺の問いに、首肯いて答えるモンモランシー。
それに、一子相伝。親族以外に教えるには、あまりにも危険過ぎるでしょう。彼女の家が伝えている魔法は。何故ならば、このハルケギニア世界では、明らかに異端とされるべき魔法なのですから。彼女の使用している魔法は。
「そうしたら、タバサには、先ず、歌から入って貰うかな。それで構わないやろう?」
俺の言葉に、普段通り、透明な表情を浮かべたまま、無言でひとつ首肯く蒼き姫。
但し、その心の部分は、陰にして暗を示す、この坑道内とは、まったく逆の感情に包まれていたのですが。
「なら、さっさと地上に出て、苗木を植えて行こうか」
少し気分的に上げながら、そう一同に呼び掛ける俺。
そして、その言葉に対して、三人の少女たちは三者三様の表情で答えてくれたのでした。
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