『試召戦争? 暇ですが?』
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明久達が戦争中、俺と飛鳥、姫路は回復試験を受けていた
「クーケケケケケケ! 温い、温すぎるわぁ!」
「深羅、うるさい」
「……自重します」
飛鳥に怒られました…いや、だって簡単なんだからしょーがないじゃん。
「センセー、次頼みますわ」
多分、7、8枚は解いた筈……古典や化学、数学、世界、日本史等々
「先生、次お願いします」
「飛鳥、何枚目だ?」
「えっと……12、3枚目かな?」
わーい、凄げぇ人いるー(棒)
「姫路は…っと、一点集中みたいだな」
無言で次々とテストを解いていく…腕を動かすスピードも早い
「瑞希は今回の作戦の要的な役割だからね。よっぽど気合い入ってるみたいだよ」
「何で貴方達がFクラスなんですか……」
2学年最高峰の生徒達を前に教師が頭を抱えた瞬間だった
◇
「よし、逃げよう。僕らには荷が重すぎた」
「そうね、ウチらは精一杯努力したわ」
くるりとFクラスのある方向を向き、撤退しようとした。
その時、本陣であるFクラスに配置されている筈の横田君がいた
「あれ、横田君? どうしたの?」
「代表と東條参謀から伝令です!
失踪、逃亡した場合天災鬼神と悪鬼羅刹の名の下に、私刑を執行する」
「総員突撃ぃ! 逃げた奴らは殺されるぞぉ!」
全員に突撃命令を下す……こんな所じゃ終われないんだ!
明久の命令により中堅部隊全員が、悲鳴なのか雄たけびなのか分からない声を上げながら突撃を開始した
「明久、援護に来てくれたんじゃな!」
「秀吉、大丈夫?」
「うむ…戦死は免れておるが、点を大分削られてしまった…」
「じゃあ早く戻って、受け直さないとね」
「そうじゃな…せいぜい1〜2教科が良いところじゃな」
秀吉は補給テストを受けに戻った
「吉井、大変よ! D組の奴ら、化学の五十嵐先生と布施先生を連れてきたわ!」
「くっ! 島田さん化学の点数は?」
「60点台常連よ」
お世辞にもいい点数とは言いにくい……僕より高いケド
「五十嵐先生と布施先生のところにはなるべく行かないで、学年主任のところに行こう。僕もそこへ行くから」
「高橋先生のところね」
高橋教諭の場所に行こうとした僕らだったが
「あれは美波お姉様! 五十嵐先生!」
「くっ! ぬかったわ!」
Dクラスの一人に島田さんが見つかってしまった
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