第十五話 いつも前向きにその二
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よりずっとね」
パレアナは自分の着物姿を見て少し苦笑いを浮かべてこう述べた。
「やっぱりこういうのは民族衣装だからかなあ。私はちょっと」
「パレアナちゃん凄く似合ってるよ」
彰子は苦笑いのパレアナに対してそう返した。
「スタイルいいしさ」
「そう言ってくれるの、有り難う」
「いや、本当に」
実際のところ二人共スタイルのよさもあり着物姿がかなり似合っていた。そのままコンパニオンをやれそうな程である。だが彰子のそれはもう犯罪的とまで言える程似合っているのであるが。
「それじゃあ二人はね」
「はい」
おばさんの言葉に応える。
「カウンターで受付してね。大丈夫よね」
「任せて下さい」
パレアナが返事をした。
「それじゃあお願いね」
「わかりました」
二人は早速受付になった。カウンターでお客さんの相手をする。
「それじゃ彰子ちゃん」
「うん」
パレアナが彰子に教える。
「大事なのは笑顔。後は計算間違えね」
「その二つだけ?」
「計算は私がやるから彰子ちゃんはスマイルメインでやって」
「わかったわ。じゃあそれで」
「ええ。頑張っていきましょう」
だがここで問題点が起こった。彰子自身である。急に可愛い娘が入ったと聞いて客が殺到してきたのである。それも八条学園の生徒達がである。
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