ボス戦と……
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る、キリトとアスナが目に留まったので、ひとまず安堵し、そちらに這っていった
「……よかった……生きてたか」
「当たり前だろ……?死なないって行っただろ……?」
まさにいき絶え絶えといった感じでキリトがこたえる
「三人……生き残れたね……」
キリトの後ろでアスナが言った。俺も二人にもたれかかる。しばらくその状態で茫然としていた。すると、そばにいたクラインが訊ねてきた
「何人……やられた……?」
クラインの向こうで仰向けに寝ているエギルもこちらに目を向けてきた。キリトは手を振りマップを呼び出すとプレイヤーの光点を数えた
「……十四人、死んだ」
「……うそだろ……」
トッププレイヤー、三十人中十四人も死んだのだ。ダンジョンはあとニ十五層。この上はこの七十五層ほど強いとは思えないが、かなりの強さだろう。そんなんでクリアできるのだろうか?
今、このフィールドで立っているのはヒースクリフただ一人だ。その視線は血盟騎士団のメンバーに向けられている。その視線は暖かいがまるで
実験動物を見ているような視線だった。この時、疑念は確信し変わった。ヒースクリフのHPはギリギリグリーン。その時、キリトが動いた。目から読み取れた言葉は"ごめん"だった。キリトは身をひねりながらヒースクリフに向かって駆け出した。片手剣の基本突進技<<レイジスパイク>>を発動していた。ヒースクリフが驚きに目を見開いて盾を使いガードしようとするがキリトの剣は途中で鋭角に動きを変え、ヒースクリフに直撃した。ヒースクリフとキリトの間に【Immortal Object】つまり不死存在の文字が浮かんだ
「キリト君、何を……」
その文字を見て声を上げたアスナを含む全員が言葉を失った。キリトは軽く後ろに跳んでヒースクリフとの間をとった。俺とアスナは立ち上がり、キリトの横に並ぶ
「システム的不死……?……って……どういうことですか……団長……?」
「見てわかるだろ、アスナ……システム的不死を持つことができるのはユイみたいなシステム……これはあり得ない。システムがボス戦に出続けるなんてな、もしくはGMを含むスタッフだけだ。けどスタッフはいない……ただ一人を除いて」
俺の言葉を引き継ぎキリトが言い放った
「<<他人のやってるRPGを傍から眺めるほど詰まらないことはない>>。……そうだろう、茅場晶彦」
「団長……本当……なんですか……?」
アスナが呆然と訊ねるがヒースクリフはそれをスルーし、俺たちに向かって言葉を発した
「……なぜ気付いたのか参考までに教えてもらえるかな……?」
「……最初におかしいと思ったのは例のデュエルの時だ。最後の一瞬だけ、あんた余りにも早過ぎたよ」
「やはりそう
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