暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
ボス戦と……
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々と言ったヒースクリフを先頭に全員が中へ走りだす









全員が中央につくと後ろの扉が音高くしまった。しかし、数秒間痛いほどの沈黙が続く。それに耐えられないといった感じで一人のプレイヤーが「おい……」と声を上げた次の瞬間

「上よ!」

アスナが鋭く叫ぶ。それに反応して素早く顔を上げると、骸骨の顔、巨大な一対の鎌、そして長い無数の足がある胴、名前は<<The Skullreaper>>……骸骨の刈り手が天井近くに張り付いていた。が、そうこうしているうちに全ての足を広げ、俺たちの方へ落ちてきた。大半はさすがの反応速度を見せ、落下地点からすぐに離れたが、落下地点の中央にいた三人のプレイヤーの反応が遅れた

「こっちだ!!」

キリトが叫び、その言葉に我に返った三人は走りだしたが、落ちてきた骸骨百足から発生した衝撃でたたらを踏んだ三人の背中に右腕が横薙ぎに振り下ろされた。三人はぶっ飛ばしたされ、空中で無数のポリゴンとなって霧散した

「……あり得ない……」

思わずつぶやいた。レベルが上がれば、HPの総量は増える。つまり、死ににくくなる。にもかかわらず、三人は一撃死した。そうこうしているうちに新たなターゲットを決めたらしく骸骨百足が一つのプレイヤーの集団。俺から見れば右手のプレイヤー群に向かっていった

「わぁぁぁぁ!!」

狙われたプレイヤーたちが恐怖の叫びを上げる。そして、そのプレイヤーたちに必殺の鎌が振り下ろされ……なかった。ヒースクリフが鎌を迎撃。弾き返した。もう一つの鎌はキリトとアスナが完全にシンクロした動きで対処している。ならば、俺たちのやるべきことは……

「皆、側面から攻撃だ!」

俺が声を張り上げると皆が「おうっ」と応えて骸骨百足の側面にそれぞれの武器を叩きつける。俺も一対の双剣を叩きつける。まず、右手の剣で水平四連撃<<ホリゾンタル・スクエア>>を放つ。右腕を意識から外し、左腕に意識を集中させる感覚、俺の編み出したシステム外スキル<<スキルコネクト>>。左腕で放つ三連撃<<バーチカル・スクエア>>。ここで意識をさらに左腕から外し、右腕に移す。その時、骸骨百足の足がこちらに突きを放ってきたので、右腕で<<ヴォーパル・ストライク>>を放ち迎撃。反動で後ろに下がり、カウンター気味の双剣重突撃技<<ダブル・サーキュラー>>を放つ









それからは、あまり記憶になかった。無数に繰り出される足技をパリィで弾き、隙を見ては<<スキルコネクト>>で多段ソードスキルでHPを削る。他の場所からは悲鳴、気合い、怒号、そして、アバターの破裂音。それらが響き渡る戦場でひたすら剣を振るい、骸骨百足が爆散したとき、腰を下ろしてしまった。そして、お互いに背中を預け座り込んでい
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