第2話 追憶
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そうだな。
一時はこの蝶天才の俺に弟子入りしたくせに随分と無様な結果だな。』
『うるせぇよ!!』
『ならさっさと勝て。
手加減してもらってる上に二人がかりで勝てんなど無様でなくて何なんだ?』
『智依ちゃん。
しっかりね。』
『はい、桜花先生!』
『それじゃあ、確認するぞ。
カズキ対ソウヤ・智依の1対2。
カズキを戦闘不能または降参させれば勝利。
時間切れ戦闘不能になったら敗北。
勝ったら二人の結婚を認める。
以上でいいな?』
『問題ないよ。
ソウヤ、智依。
全力でかかってこい。』
『今日こそ勝つ!!』
―二人の結婚を賭けて戦った記憶―
『大戦士長防人衛の名の下。
戦士長ガーディアン・ブラボーを次期大戦士長に任命する。』
『謹んで拝命いたします。』
『カズキ・・・戦団を頼んだぞ。』
『任せてくれ。
ブラボーもゆっくりと休んでくれ。
そして、お疲れ様。』
―ブラボーが引退しオレが大戦士長になった記憶―
『斗貴子さん・・・・・。』
『カズキ・・・今更だが本当にすまなかった。
キミを戦いに巻き込み・・・・人間さえやめさせてしまった。』
『戦いの世界に入ったのも人間を捨てたのも自分の意志だ。
斗貴子さんの所為じゃないよ。
それに後悔もしてない。
あの出来事のお陰でオレは斗貴子さんにブラボーや剛太に出会い。
斗貴子さんと結ばれ。
ソウヤが産まれて。
智依を引き取り。
その二人が結ばれ孫まで出来た。
オレの人生は間違いなく幸せだよ。』
『そうか・・・・私も幸せだった。』
『母さん・・・・。』
『お義母さん・・・・・。』
『二人共・・・何時までも仲良くな・・・・。』
『ああ。』
『はい・・・・。』
『オレも今更だな・・・・・。』
『何・・・がだ・・・・?』
『今になって最終決戦の時に置いてかれた斗貴子さんの気持ちが解った。』
『辛いだろ。』
『ああ・・・辛い。
身を引き裂かれるみたいだ。』
『そうか。
私も・・・置いていった・・・・カズキの気持ちが・・・解った。
辛くて・・・・そして・・悔しいな。』
『そっか。』
『カズキ、どうか私に囚われないでくれ。
私は・・・・幸せだった・・・・。
だから・・・キミも・・・新しい・・・相手と新しい人生を・・・・生きてくれ。』
『何言ってるんだよ・・・・斗貴子さん。
オレの・・・・無茶に付き合ってくれるのは斗貴子さんだけだよ。』
『はは・・・それもそうだな・・・・・。
カズキ・・・なんだか・・・眠くなってきたな・・・・・。』
『
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