第2話 追憶
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事で苦しんでるみたいなんだ。
時々アイツの部屋から聞こえるんだ物凄く魘されてる声が・・・・・。』
『・・・・・・・。』
『オレは・・・・妹を・・・智依を守りたい。
オレの大切な人達にも智依の様な辛い目にあって欲しくない。
だからオレは大切な人達を守れる力が欲しい!』
『・・・・・わかった。』
『カズキ!?』
『ただし!
戦士候補にするのは中学を卒業してからだ。
いいな?』
『!
ああ!!』
『何で止めなかったんだ?』
『昔の自分と重なったからかな。』
『昔の?
ああ、そういえばキミはそうだったな。
妹と友達を守りたくて平穏な日常を捨てて戦士になったんだったな。』
『本当はその平穏な日常を息子に捨てて欲しくないから止めるべきなんだけどね。
アイツの理由を聞いたらとてもじゃないけど止められなかった。』
『・・・・なるからには心身ともに強くなってもらわないとな。』
『大丈夫。
強くなるよアイツは。』
―ソウヤが錬金の戦士を目指し始めた記憶―
『ブラボーバックブリーカー!!』
『みゃぁぁぁぁぁぁ!??』
『もらった!!』
『甘い!
ブラボー背負い投げ!!』
『ぐはっ!!』
『よし、柔軟終わり。』
『毎回思うんだけどコレは絶対柔軟じゃない気がする・・・・・。』
―ソウヤと碓氷を鍛えた記憶―
『父さん、母さん。』
『どうした?』
『実は、今付き合ってる人を紹介したいんだけど・・・・・。』
『・・・・・それは、智依のことか?』
『!?
なんでそれを!?』
『あのなぁ、オマエらの親何年やってると思ってんだ・・・・。
だいたい、智依が壁の後ろに隠れてる時点で怪しいだろ。』
『・・・・気付いてたんだ。』
『伊達に戦士長を名乗ちゃいないさ。』
『もしかして母さんもオレ達の事を?』
『カズキが気付いてるんだ。
私が気付かないはずないだろ。』
『あれ?
斗貴子さん。
今さらっと酷いこと言わなかった?』
『それで、私達に付き合ってる事を話してお前達はどうしたいんだ?』
『オレ達が付き合う事を二人に認めて欲しいんだ。』
『別に構わないが。』
『『・・・・・・・・え?』』
『カズキなにか問題あるか?』
『別にないよ。』
『えっと・・・・お母さん達なんか軽すぎません?』
『別に子供の恋人ごっこに口を出すほど私達も暇じゃないだけだ。』
『ごっこ・・・・?
違う!!
オレ達は本気で!!』
『落ち着けソウヤ。』
『でも、父さん!』
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