第2話 追憶
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『ブラボーの名はオレが引き継ぐよ。』
『ダメだ!!
それにお前の信念は・・・』
『ブラボーの信念とオレの信念が違うことは理解してるよ。
だけどオレは多くの人を大切な人達を守りたくて錬金の戦士になったんだ。
だからブラボーが無理をしてるなら見過ごせない。』
『カズキ・・・・・・。』
『オマエが防人の覚悟を背負う気か?』
『オレの性格や信念じゃブラボーみたいなキャプテンにはなれない。
だから、オレは救える命は全て拾う。
そんなブラボーを目指すよ。
ブラボーが嘗て目指した戦士にオレはなるよ。』
『救える命を全て救うか。
防人君がキャプテンなら武藤君は守護者。
ガーディアンね。』
『ガーディアン・ブラボーか。』
―ブラボーが防人衛に戻りオレがブラボーの名を引き継いだ記憶―
『キミは昔から無理ばかりするな。』
『ゴメン。』
『ゴメンじゃない!!
こんな・・・ボロボロになって・・・・傷付いて・・・・。
・・・・人間ですらなくなって・・・・・。』
『・・・・・・・。』
妊娠とその後の子育ての為に戦えなくなった斗貴子さんの分もオレは戦った。
結果、度重なる戦闘による負傷の高速回復とヴィクター化でオレは簡単に死ねない不老不死になってしまった。
―人間を捨ててしまった記憶―
『突然ですが新しく家族が増えます!!
さぁ、こっちにおいで。』
『・・・・・智依です・・・・よろしく・・お願いします。』
―ホムンクルスに孤児院を襲われ唯一人生き残った少女【智依】を家族として迎え入れた記憶―
『父さん。母さん。』
『どうしたソウヤ?』
『何か相談事か?』
『オレ・・・錬金の戦士になりたい!』
『『ぶっ?!』』
『ソウヤ・・・・・錬金の戦士はなりたいからなるて言うほど簡単なもんじゃないんだぞ。』
『大丈夫!
パピヨンの所で基礎訓練とかは受けてるから!』
『あの変態は人の息子に何してくれてるんだ!?』
『・・・・・ソウヤ。
錬金の戦士それも戦闘部隊だよな。
お前が言ってるのは。』
『ウン。』
『戦闘部隊がどれだけ危険かも知ってるよな?』
コクリ
『お前はまだ子供だ。
この先、やりたい事やなりたいものと沢山出会うと思う。
その可能性を潰してまで何で錬金の戦士になりたいんだ?』
『・・・・父さん。
智依は・・・ホムンクルスの被害者なんだよね?』
『!?
・・・・どこで知った?』
『パピヨンから聞いた。』
『はぁ〜、アイツは・・・・。』
『アイツが此処に来てもう6年以上経つけど今だに襲われた時の
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