第2話 追憶
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までに。
命を甦らせる武装錬金があったらと思うけど。
やっぱりそんなのないから。
死んだ命をしっかり弔ってこれで全部終わりにしよう。』
『・・・以前にも増して大層な偽善者振りだな。』
『いいよ、それで。
オマエを殺すよりはずっといい。
蝶野、オマエの名前はオレがずっと覚えている。
オマエの正体もずっとずっと覚えている。
だから、新しい名前と命で新しい世界を生きてくれ。』
―蝶野功爵と決着をつけた記憶―
『カズキ・・・・・。』
『斗貴子さん・・・・・。
もしかして・・・緊張してる?』
『あ、当たり前だ。
私は初めてなんだ。
それに・・・キミを満足させられるか不安なんだ・・・・・。』
『斗貴子さん・・・・・。
オレも初めてだし不安もあるよ。』
『え?』
『斗貴子さん魅力的だから・・・やさしく出来る自信がない。
もしかしたら痛い思いだけさせて終わってしまいそうで不安だよ。』
『カズキ・・・・。
・・・・私を愛してくれ。
求めてくれ。
ただそれだけで私は・・・。』
『斗貴子さん・・・・・。』
―初めて斗貴子さんと肌を重ねた記憶―
『うおおおおお・・・・・。』
『もう、お兄ちゃん少しは落ち着きなよ!』
『けど・・・』
『戦団の医療チームを信じろ。
お前が慌てたところで事態は変わらんぞ。』
『そうだけどさ・・・・・・。』
『全く目の前をウロチョロと鬱陶しい。』
『いや、何でお前は平然とこの場に居るんだよ!?
此処は仮にも戦団の施設だぞ!?』
『なに宿敵の男に子供が出来るんだ。
祝いにこの俺が蝶サイコーの花火を揚げてやろうと思ってな。』
『病院で火薬なんて使うな!!』
おぎゃあ・・・おぎゃあ・・・・
『!』
『おめでとうございます!
元気な男の子です!』
『カズキ行ってこい。』
『ウン!』
―ソウヤが産まれた記憶―
『照星さんが引退・・・・。
で、次の大戦士長は俺か・・・・・。』
『ま、オマエが次のトップなら誰も文句は言わねぇだろ。』
『おめでとう防人君。』
『柄じゃないんだがな。』
『なぁ、ブラボー。』
『何だ?カズキ。』
『これを機に名前戻したらどうかな。』
『『『!?』』』
『・・・・カズキ。
それは無理だ。
お前も知っているだろ。
この名前に籠められた意味は・・・。』
『わかってる。
でもブラボーは再殺任務でキャプテンを放棄してまでオレの味方になってくれた。
だから、ブラボーもう無理をしないでくれ。』
『だが・・・』
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