第2話 追憶
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まったよ斗貴子さん。
(守りたい・・・・・・。)
でも・・・まだ少し勇気が足りない。』
『そうか・・・。
それなら足りない分は私から補え。』
『ウン。』
『いつかの夜に言った通りキミが死ぬ時が私が死ぬ時。
キミと私は一心同体だ・・・・・・。』
―斗貴子さんと一心同体を誓った記憶―
『武藤!
先輩!!』
『『!!』』
『また任務?』
『こんな急に・・・。
でも仕方ないっか。
お兄ちゃんは”みんなの味方”だもんね。』
『まひろちゃん・・・。』
『時間がありません、お早く!』
『まひろ。
今度は少し長いお別れになるけど。
必ず帰ってくるから心配するな。』
―まひろに別れを告げた記憶―
『来るぞカズキ!
手を放すな!
キミと私は一心同体キミが死ぬ時が私が死ぬ時だ!』
『・・・・・・・・。』
『え?』
『ゴメン斗貴子さん。
その約束守れない。
本当にゴメン。』
『カズキッ!!!』
『武藤ォ!』
『武藤カズキィィィッ!!』
『うおおおおおお!!
エネルギー・・・全開!!!!』
―誓いを破った記憶―
『フェイタルアトラクションの特性は俺自身の体には直接作用しない。
いや・・・それ以前に二人分の重量を打ち上げるエネルギーは残っていない。
行け。
お前が守った者達がお前の帰りを待っている。』
『ダメだ!
オマエも来るんだ!
ヴィクトリアが待っている!!
もう戦う意志がないならヴィクター、共に生きる道を新しく探そう!!』
『・・・・・・・どうなっても知らんぞ。
(同じが如き境遇の下・・・・。
絶望にしがみついた男と・・・。
希望を手放さなかった男・・・。
”絶望”が”希望”に敵うはずなどない・・・・・・・。)』
―ヴィクターと月を脱出した記憶―
『カズキ!!』
『斗貴子さん!!』
―キミが死ぬ時が私が死ぬ時―
―いや・・・キミと一緒に生きていく―
―もう離れない―
―今度こそキミと私は一心同体だ!!―
―斗貴子さんと共に生きていくことを誓った記憶―
『・・・蝶野。
オマエまだ人を喰いたいとか。
この世界を燃やし尽くそうとか思っているのか?』
『!』
(・・・食人衝動がないって聞いていたけど、どうやら本当みたいね。)
(主の望みはただ一つ。
武藤カズキとの決着。)
『・・・蝶野。
オレはオマエを二度も殺したくない。
これがオレが選ぶオマエとの決着だ。
決着だ。
命のやりとりはもうここ
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