第2話 追憶
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『戦士長!』
『すまなかった。
許してくれ。
斗貴子。(俺の過去の希望と・・・)
カズキ。(そして未来の希望・・・)
生きろよ。』
―火渡から命をがけで護ってくれたブラボーの記憶―
『つまり仮面の男は二人一組で。
この奥に、本人と言うべきもう一人が・・・・。』
『初めまして。
私が黒い核鉄の開発者・・・ヴィクターの妻アレキサンドリア。
そして、その子は私達の娘ヴィクトリアです。』
―ヴィクターの過去と黒い核鉄の秘密を知った記憶―
『黒い核鉄の力を全て無効化する白い核鉄!!
黒い核鉄の力を−とするのならこの白い核鉄の力は+。
二つの力を一つに合わせれば力は相殺し合い0となる!!』
『これを使えばヴィクターの問題も。』
『カズキンのコトも全て解決!』
『斗貴子さん?』
『良かった・・・。
本当に良かった・・・・・・。』
『答えろのーみそ。
これは一体、何を基盤にして開発した?』
『キミは本当に察しがいいわね。
冷徹で残酷な程に・・・・・・。
察しの通り使ったのは試作型と同じ黒い核鉄。
三つのうちの最後の一つ黒い核鉄の”U”。』
『今すぐ一から・・・黒い核鉄の精製から始めてもう一つ造るまでにどれ程かかる?』
『黒い核鉄の製法はもう100年前に失われてるの。
この老いた脳から100%再現するのは残念だけどほぼ不可能・・・。
つまり。
二人の”ヴィクター”に対して白い核鉄は一つ!
元の人間に戻れるのはヴィクターか武藤カズキのどちらか一人!!』
―ヴィクターと自分のどちらを人間に戻すか選択を余儀なくされた記憶―
『どっちを選ぶか決まったか?』
『・・・・・・・・・・・・・・・・。』
『そうか、なら今のうち一つだけ言っておく。
お前がどっちを選ぶにしろ。
絶対に先輩に辛い想いをさせないと誓うなら。
俺はいくらでもお前の力になってやる。』
『!』
『守りたい者が一緒なら俺達は戦友だ。』
―剛太と解り合った記憶―
『お前・・・白い核鉄をもう一つ作る気か?』
『俺の目的は!
「人間・武藤カズキを蝶・サイコーの俺が斃す」!!
そのためには白い核鉄が必要不可欠!!!』
『でも、アレクさんはもう作るコトは出来ないって・・・。』
『フン!
俺は人間だった頃会う医者全てに余命幾許と宣告されて来た。
だが今ではこの通りもうビンビン!
選択肢なんてのは他人に与えられるのではなく自ら作り出していくものだ!
武藤お前がどの様に決めようと俺はお前との決着を諦めない!』
―蝶野が決着を諦めていなかった記憶―
『決
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