第2話 追憶
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そっか・・・寝るまで・・・側にいるから。』
『ありがとう・・・・・。
・・・カズキの・・・手は・・・・・暖いな・・・・。』
『そう?』
『ああ・・・・まるで・・・太陽・・・・みたい・・・・・だ。』
『斗貴子さん?』
『・・・・・・・。』
『おやすみ・・・・斗貴子さん。
そして・・・ありがとう・・・・・。』
―斗貴子さんを喪った記憶―
『ソウヤッ!!』
『ゴメン・・・・父さん。
油断しちまった・・・・・。』
『そんな事はいい!!
今核鉄で治療する!!!』
『なんとか・・・・超・蝶・成体は破壊した。
・・・碓氷は・・・・取り・・・逃がしたけど・・・・手傷は・・・ゲホッ・・負わせた。』
『わかった!後で聞くから喋るな!!
(血は止まったけど明らかに血を流しすぎてる・・・このままじゃ・・・・・。)』
『なぁ・・・・父さん・・・・・。』
『黙ってろ。』
『自分の体の・・・・事くらいは・・・解っているつもりだ。』
『諦めるな!
智依達がオマエの帰りを待ってるんだぞ!!
(何か・・・・何か手があるはずだ!!・・・・・・あった。)』
『父さん・・・・何を・・・・・する気・・・・・・だ?』
『オレの核鉄をオマエに譲渡する。
黒い核鉄の治癒力とヴィクター化してエネルギードレインすれば大丈夫だ。
その後は蝶野を頼れ。
出力制御をしてくれる筈だ。
(斗貴子さん・・・・オレももうすぐそっちに行くよ。)』
『ダメだ・・・・受け取れないよ。
そんな事を・・・・すれ・・・ば父さんが・・・・。』
『オレはもう十分生きたよ。
オレの命でオマエが助かるんだ。
悔いなんてあるはずがない。』
『・・・・・ダメだ。
受け取れない。』
『何でだ!?
オマエは智依や息子を置き去りにする気か!?』
『父さん・・・・・いや大戦士長・・・・・。
戦団のトップが・・・・・・戦士長・・・如きに命を・・・・賭けて良い訳が・・・ありません。』
『ッ!!』
『それに・・・オレは皆を・・・・大切な人達を守りたくて・・・戦士になった。
だから・・・・仲間を・・・ましてや父親の・・・命を奪うようなことは・・・・・したくない。』
(勝機を捨てる気か?
私のコトいいんだ覚悟は出来ている!)
(俺もかまわねぇよ。
斗貴子先輩の望みだ。)
(オレはヤバくなったら自動解除になるからノープログレム。)
(ゴメン。
でも、オレは嫌なんだ。
オレは多くの人をみんなを守りたい、そう思って錬金の戦士になったんだ。
だから、この場で負けて終わろうと仲間
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