第2話 追憶
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???
此処は何処だろうか?
オレは今よく解らない空間を漂っている。
確か碓氷を追うために次元の裂け目に突入したとこまでは覚えてる。
ということは此処は次元の狭間か?
それとも無茶な突入して死んで死後の世界か?
そんな事を考えていると目の前に映像が流れ出す。
―生まれて両親を見上げている記憶―
―小学校に入学した時の記憶―
―まひろと縁日に行った記憶―
―中学校に入学した時の記憶―
―修学旅行で馬鹿騒ぎした記憶―
―銀成学園に入学した記憶―
―六舛、岡倉、大浜と出会った記憶―
懐かしいな・・・・。
というか、これは走馬灯?夢?
そんな事を考えていると・・・
あの運命の出会いの記憶が流れ始めた。
『あのコ、気付いてない!?』
『シャァァァァ・・・』
『危ない!』
ズガアッ!!
『しまった、巻き込んだ!!』
―勘違いで飛び込んで殺された記憶―
『キミは死んだ、もう心臓は使い物にならない。』
『・・・・・・。』
『事態を測らず力量を省みず。
考えもなしに飛び込むからだ。
・・・けれど私を助けようとしたのだな・・・
キミに少し興味が湧いた。
これは人間の精神の深い所、本能に依って作動する。
これを心臓の代用品にして生存本能を揺り起こす。
キミはもう一度生きる力を手にする。
そして同時にもう一つ別の力を手にする。』
―斗貴子さんに核鉄を与えられ命を救ってもらった記憶―
『まひろとオレの命は返してもらうぞ!!』
『武・・・武装錬金・・・!!
何故、貴様如きがソレをォォォォ!?』
―初めて武装錬金を発動させた記憶―
『そんな・・・あんな化物がまだ。』
『思ったより悪い状態だ。
今度こそキミは手を引け!』
『いや、だったらなおさら引けない。
まひろや六舛達が危ない!』
『・・・・・・。』
『オレはキミがくれた戦う力を持っている。』
―自らの意志で戦いの世界に飛び込んだ記憶―
『そして!
自分の力では命すら保てない最弱のイモ虫!
けど彼は見つけてしまった!!
偉大なる錬金術の力を!!』
―初めて蝶野と対峙した記憶―
『勝手と承知してる・・・が。
一つだけ頼み・・・が・・・ある・・・。
創造主を・・・。』
『殺さないよ。
最初からそんな気はない。
止めるだけだ。』
『・・・それを聞いて・・・安心して死ねる・・・。
・・・安心・・・して死ね・・・る・・・・・・か・・・。
そん・・・な死があるとは・・・知らなかっ・・・た・・・・・・。』
―鷲尾と蝶野を殺さないと約束した記憶―
『バカな
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