漂流編
第1話 最後の任務
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出来た訳ですし。」
「そんな事は関係ない。
オレはこれ以上の犠牲を出させない為に此処に来た。」
カズキのその言葉を聞いた碓氷はさっきまでの表情が嘘の様に消え。
まるで汚物を見る様な目でカズキを見た。
「相変らずの偽善者振りですね。
まさか、此処には純粋な正義感だけでいるとでも言う気ですか貴方は?」
「・・・・・そうだな、全く私情が無いといえば嘘になる。
だがそれはソウヤを殺された恨みなんかじゃない。
仲間を裏切り信頼していくれた戦友を騙まし討ちしたオマエに対する怒りと。
オマエの裏切りに気付けなかった自分の甘さだ。」
カズキはサンライトハート改を碓氷に構える。
「だから、けじめをつけに来た!
大戦士長として!!
嘗てのオマエの師として!!
オマエをここで止める!!!」
真っ直ぐな瞳でそう言い放った。
すると碓氷は感情と言うものが感じられないほど無表情になった。
彼が聞きたかったのはそんな言葉ではなかった。
見たかったのはそんな顔ではなかった。
聞きたかったのは息子を殺され殺意の篭った叫び。
見たかったのは憎悪を撒き散らす表情。
彼は落胆した。
「そうですか・・・・・・。
では、問答は終わりです・・・・・・死ね。」
すると、部屋の壁を突き破って6体の大型ホムンクルスが現れる。
「コイツは!?ホムンクルス月華か?!」
「そうです。
嘗て貴方方がムーンフェイスの計画を阻止する時に相手した奴を改良した物です。
名をホムンクルス月華弐式。」
『ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!』
月華弐式は凄まじい威圧感を放ちながら威嚇した。
しかし、カズキは不適に笑っていた。
「これが、オマエの切り札か碓氷。
だとしたら・・・・・オレをナメ過ぎだ。」
月華弐式はその巨大な手でカズキを押し潰そうとする。
カズキはそれを余裕で回避する。
そして、コートから核鉄を取り出す。
「特殊核鉄[VS]起動!!」
カズキの左手に武器が形成され握られる。
それは彼の最愛の人物【津村 斗貴子】の武装錬金<バルキリースカート>の鎌だった。
鎌を月華弐式の顔面に突き刺し横に離脱した。
「エネルギー!!全開!!!
サンライトスラッシャー!!!!」
爆発的なエネルギーと加速。
その破壊力は目標の月華弐式以外に近くにいた2体も巻き込んで粉砕した。
残りの3体がカズキを襲う。
しかし、その3体の月華弐式の顔を黒い蝶の大群が覆った。
「まったくもってその通りだ。
そんな骨董品を強化した程度でオレを相手にしようとはな。
往け!!黒死の蝶!!!」
黒き蝶の大群が一斉に爆発し月華
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