漂流編
第1話 最後の任務
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で待っていた。
「ああ、行こう。」
「武藤、この件が終わったらお前はどうするつもりだ?」
パピヨンの質問に彼は少し黙りやがて上を向いた。
「今は・・・・考えてない。
でも、そろそろオレは次の世代に任せようと思ってる。」
「そうか。
では行くか。」
「ああ、決着をつけに・・・・・。」
彼らは空に飛び立った。
武藤カズキと蝶野功爵は決戦の地へと向かう。
〜Kazuki side〜
地下施設
『グォォオォォォォォォォォオォォォォ!!』
大量の化物ホムンクルスがオレ達に向かって襲い掛かる。
「粉砕・ブラボラッシュ!!」
オレはパンチの高速ラッシュでホムンクルスを纏めて吹き飛ばす。
もう何十回目もの迎撃。
そろそろアイツの居場所に着くのも近いかもしれない。
「ニアデス・ハピネス!!」
『ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!?』
蝶野も黒色火薬の武装錬金<ニアデス・ハピネス>でホムンクルスを一掃する。
「げはぁぁっ!?」
しかし、蝶野も吐血し息を大きく乱している。
そもそも蝶野はこういった持久戦は大の苦手だ。
このまま戦いが長引くほど不利になるのは明らかだ。
『グルァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!』
再びホムンクルスが襲い掛かって来た。
「いい加減、鬱陶しい!
纏めて吹き飛ばしてやる!!
ニアデス・・・・げほっ?!」
「蝶野?!」
蝶野の体力が限界に近づき膝を着いた。
致命的な隙。
オレは慌てて<特殊核鉄改[SS]>を操作して蝶野を守る。
しかし、蝶野守った事で出来た隙をホムンクルスがついてきた。
「核鉄ぇぇぇ!!核鉄ぇぇぇぇぇぇ!!!」
「くっ!」
攻撃を防ぐ為に胸に手を当て核鉄を起動させようとする。
だが
「イギャッ?!」
「なっ!?」
オレが武装錬金する前にホムンクルスは腹から真っ二つに両断された。
一体何が起きたんだ!?
すると、斬られたホイムンクルスの後ろに日本刀を持った貫禄のある老人が立っていた。
そして、オレはこの老人を知っていた。
同時に驚いた。
「し、秋水先輩!?」
「武藤、待たせたな。
これより戦闘に加勢する。」
「どうして、秋水先輩が此処に?!」
「お前達が決着をつけに行くことを姉さんから聞いたんだ。」
「え?
聞いたってこの場所って仮にも戦団でもトップシークレット・・・・・。」
「毎度のパターンだろ・・・・・。」
「ああ・・・・・。」
頭の中で笑顔で戦団の情報にハックしてる桜花先輩の顔が浮かんだ。
「けど、正直結構マズい状況だったんで助
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