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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
梨華の思い
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全国大会同様に遊撃隊をやってください。」
頭を下げる私に驚いたのか梨華はビックリしていた。
「私の理想とは違うけどみほなりに考えたんだ。」
「えっ。なに?」
梨華が何て言ったか聞こえなかった。
「分かった。って言ったの。」
「梨華ありがとう。」
「でも私は梨華の命令しか最初から聞く気無かったから関係ないわね。」
首を突っ込んでくるはや。
はやの隣で怒っている梨華。
「はやはあとで話しよっか。」
「嘘です。ごめんなさい。」
やっぱり梨華を怒らせると怖いね。
特に言動が、
「なにか言った?」
「ううん。なにも言ってないよ。」
言ってはいない。
思っただけ。
「ならいいけど。」
「そう言えば修善寺女子高の斉藤もなかさんはどうなったの?」
あれからどうなったか聞いてなかったからきになっているの。
「もなかならここにいるよ。」
梨華が指差す所(台所、又はキッチン)に何故か大洗の制服を着て茶碗を片付けているもなか。
「どうしてここにいるの?」
「負けたから本家の草むしりをさせようと思ったけど時期的にあまり無いらしいから1ヶ月私の下僕(げぼく)になって貰うことにしたの。」
私は今一度感じた。
梨華だけは絶対に怒らせてはいけないと。
『さて、いよいよ始まる戦車道大狩流派祭ですが、今年の優勝予想校であった黒森峰女学院が出場停止が日本戦車道連盟から通達がありました。詳しいことは分かってはいませんが黒森峰女学院の顧問は事情説明を強く要求するとのことでした。』
ニュースで流れていたことが本当だとしたら大きな争いになるかもしれない。
私はお姉ちゃんに急いで電話をした。
「お姉ちゃん。どうしてあんなことをしたの?」
『どういうこと?私はなにもしていない。』
本当にどうなってんの?
まさか。
「顧問の先生はなんか言ってなかった?」
『今回の出場停止の事を詳しく聞かれたけどそれだけよ。』
「お姉ちゃん。ニュースでね顧問が抗議したって言ってたよ。」
『えっ。』
お姉ちゃんも知らなかったみたい。
でももし喧嘩になったりしたら来年は全国大会でさえ出場停止になっちゃうかも。
「とにかく顧問の先生頼んだよ。」
無理やりお姉ちゃんに押し付けた。
「そんな慌てなくても。連盟がしっかりとした事情説明をするわずだよ。」
「分かってるよ。でも心配で。」
「私たちは明日のことを考えないと。」
明日は遂に開会式と一回戦第一試合。
つまり私たちと文教女学院との試合がある。
決して油断はできない。
「開会式には隊長、副隊長が参加すればいいんだよね。梨華。副隊長なんだけどやっぱり梨華がやって。いややりなさい。」
私は初めて人に命令をした。
あまり心に良いものではなかった。
でも梨華は満足したように笑っていた。
「了解
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