第43話
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こに向かう。
食堂の中を覗くと上条がいてテーブルを挟んでインデックス、それに長いストレートヘアから一房だけ束ねられた髪が伸びており知的な眼鏡を掛けているが多少ずり落ちている女性が椅子に座っていた。
その光景を見た麻生はため息を吐いて上条達に近づいていく。
「お前、こんな所で何をやっているんだ。」
「うん?ああ、恭介か。
何をやっているってインデックスを探していたんだよ。」
「俺の眼には二人の女性と仲良くお話をしている様にしか見えないがな。」
「そう言うお前は何をしているんだ。」
「小萌先生に頼まれてお前を探しに来たんだよ。」
そこで上条はようやく今が始業式をやっている最中だと思いだした。
小萌先生の性格を考えると姿の見えない上条を心配して探しに来ると思った。
「あれ?そうだとどうして恭介が探しに来るんだ?」
「小萌先生はお前がまだインデックスを見つけていないと思ったんだよ。
インデックスは色々事情を抱えているだろ、そこに他の先生とかに見つかったら色々厄介だからな。
それで面識のある俺に捜索を手伝ってほしいと頼まれたから探しに来たんだよ。」
眼鏡をかけた女性もいるのでインデックスの事情については簡単に説明して此処に来た理由を言う。
それを聞いた上条は納得した顔をする。
そこで麻生はインデックスの隣に座っている女性に視線を向ける。
「さっきから気になっていたんだがその子は一体誰なんだ?」
座っている女性は麻生達が通っている高校の制服を着てはいなかった。
自分の事を言われた女性は少し困ったような顔をしながら答える。
「え、えっと・・・私は・・・・」
「ひょうかは私の友達だよ!」
「お前に友達がいるとはな。
これは驚きだ。」
「むっ、その言い方ちょっと失礼かも。
私にだって友達の一人や二人いるもん!」
「ほう、じゃあその子以外で友達の名前を言ってみろ。」
「え・・・えっと・・・・・・・・スフィンクス?」
「それは人間じゃない、あと疑問形で答えるな。」
自分の自己紹介をしようとしたがインデックスに言われてしまいどうすればいいのか分からないようだ。
オドオドしている女性を見た麻生はもう一度女性に聞いた。
「それであんたの名前は?」
「わ、私の名前は風斬氷華。」
「では風斬、この学校の制服を着ていないあんたがどうして此処にいるんだ?」
「えっと・・・・それは・・・・気づいたら此処に・・・・」
風斬が何かを言おうとしたがインデックスが風斬が困っているように見えたのか、麻生に噛みつくように風斬を弁護するように言う。
「きょうすけ、ひょうかがどうして此処にいるかなんてどうでも良いでしょう!
ひ
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