暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
情報と会議と
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
気が和む。ヒースクリフの纏う空気以外だが。キリトは気を取り直して言う

「協力はさせて貰いますよ。だが、俺にとってはアスナとリンの安全が最優先です。もし危険な状況になったら、パーティー全体よりも彼女を守ります」

ヒースクリフはかすかな笑みを浮かべた

「何かを守ろうとする人間は強いものだ。君の勇戦を期待するよ。攻略開始は三時間後。予定人数は君たちを入れて三十ニ人。七十五層コリニア市ゲートに午後一時集合だ。では解散」

ヒースクリフ以下配下の男たちは一斉に立ち上がり出ていった

「なあ、キリトとアスナ」

「「うん?」」

「やつの、ヒースクリフについて何か変わったことはないか?」

「変わったことって……ねぇ?」

「うーん……」

「いや、システム的にあり得ないとか、おかしなセリフとかあったら知りたいんだ」

先ほどのヒースクリフの目が気になったのだ。十人が死んだと告げたとき、目を閉じる寸前に目に浮かんだ冷ややかな光が

「そういえば、この間のあいつとのデュエルで最後にあり得ない動きをしてたな……今まで見た誰よりもあの一瞬、速かった……で、これがどうかしたのか?」

「いや……それだけ聞ければ十分だ」

証拠はないが……

「そうか……」

「何か気になるの?」

ユイのときのようなことを想像しているのだろう。がやつに今戦線を抜けてもらっては困るので黙っておく

「何でもない。じゃあ、俺も行くわ。新婚のお二人さんは仲良く、装備の確認でもしておけよ?」

「なっ……」

おーおー真っ赤だねぇアスナさん。その言葉を最後に俺はその場を離れた
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ