暁 〜小説投稿サイト〜
とある星の力を使いし者
第42話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
かもしれませんー。
 えー、出席を取る前にクラスのみんなにビッグニュースですー。
 なんと今日から転入生追加ですー。」

おや?、と麻生の除くクラスの面々の注目が小萌先生に向く。
ちなみに麻生の視線は窓の外だ。

「ちなみにその子は女の子ですー。
 おめでとう野郎どもー、残念でした子猫ちゃん達ー。」

おおおお!!、とクラスの面々がいろめき立つ。
そんな中、上条は一人だけ嫌な予感を感じながら転校生について考えていた。

(小萌先生繋がりなら姫神辺りが怪しい。
 だが、年齢詐欺した御坂とか神裂が突撃してきそうだな。
 いやいや、一方通行(アクセラレータ)の本名が鈴科百合子ちゃんという名前で転校してくるとか。
 もしかしたら、一万人弱もの妹達(シスターズ)が押しかけてきて、一気に生徒総数が一〇倍以上に膨れ上がったりするかも。
 最悪、羽を隠した天使が降臨してくるかもしれない。)

そんなありえない可能性の考えている上条は思った。
もし本当にそうなったら思いのほか楽しくなるのでは?と。

「い、いけない!それはちょっと楽しそうだと思った自分がいけない。」

「何を馬鹿な事を言っているんだ。」

横から鋭いツッコミが飛んでくる。

「とりあえず顔見せだけですー。
 詳しい自己紹介とかは始業式が終わった後にしますからねー。
 さあ転入生ちゃん、どーぞー。」

小萌先生がそんな事を言うと教室の入り口の引き戸がガラガラと音を立てて開かれた。
そこから三毛猫を抱えた白いシスターが突っ立っていた。

「なぼあっ!!!」

予想外といえば予想外の展開に上条の思考は真っ白になる。
麻生はチラリとインデックスに視線を向けて疲れたような溜息を吐いた。
クラスの面々も困惑している。
なんせ、着ている服が普通の制服ではない。
ありゃ一体どこのミッションスクールなんだ?、という感じのヒソヒソ声があっという間に教室中に広まっていく。
そんな中、インデックスは全くいつも通りだった。

「あ、とうまだ。
 それにきょうすけもいる。
 やっぱりここがとうま達が通うがっこーなんだね。
 ここまで案内してくれたまいかには後でお礼を言っておいた方がいいかも。」

彼女の声を聞き、クラス中の皆が一斉に上条と麻生へ視線を集中させる。
麻生はまた勝手に巻き込まれた、と一人呟いている。

「あ、あれ?なのですよー。」

転入生を紹介した小萌先生もドアの前に立つインデックスの姿を見て凍りついている。

「ちょ、待って。
 小萌先生、これは一体どういう・・・・?」

上条の声でようやく我に返る小萌先生。

「シスターちゃん!全くどこから入ってきたんですか!
 転入生はあなたじゃないでしょう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ