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エターナルトラベラー
番外 A’s編
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勧められるままに席に座ると、まずは紹介にあずかった。

「こちらジェラートさん。昨日から家にしばらく泊まる事になったの」

「ジェラートです。しばらくの間厄介になると思いますが、よろしくお願いします」

ぺこりと頭を下げる。

「フェイト・テスタロッサです。あの、昨日は助けていただいてありがとうございました」

テスタロッサ…ね。

「アルフだよ。フェイトとなのはを助けてくれて、本当に感謝しているよ」

フェイトちゃんとアルフさんが感謝の意を述べた。

気を失っていたようだけど、リンディ提督にでも聞いたかな?

「はい、どういたまして」

助けたと言うよりも、わたしも襲われたと言ったほうが正しいんだけどね。

「それじゃ、お礼の言葉も済んだところで、朝食にしましょう」

リンディさんのその言葉で朝食が開始される。

パンとサラダ、後はベーコンエッグと言った洋風の朝食だった。

フェイトちゃんが学校があると家を出ると、わたしもリンディ提督と一緒にお買い物だ。

一応耳と尻尾は消して行きましたよ?

宝石を換金してもらって、そのお金で下着に服、日用品なんかを買いあさる。

そのままお昼はカフェでいただいて、夕飯はわたしが作る事になりました。

住居を提供してくれる彼女達へのほんの少しの恩返しだ。

わたしはこれでも料理には自信があるのです。

日本、中華、フランス料理にお菓子まで何でも来いだ。

異世界の料理だって作れるよ。

材料を買ってマンションに戻り、取り合えず買って来た下着と服に尻尾穴を開ける。

「ただいま帰りました」

「おじゃましまーす」

玄関から元気な声が二つ聞こえる。

「フェイト、おかえり」

ちっちゃい子犬フォームのアルフが、フェイトと学校帰りに寄ったなのはちゃんを出迎えた。

「ただいまアルフ。…それで、ジェラートさん、居る?」

「うん、いるよー」

アルフがちょこちょこ走りながらわたしの所へと二人を案内する。

「あの、はじめまして、高町なのはです」

「ジェラートです」

「…昨日は助けていただいたようで、本当にありがとうございました」

「はい」

まあわたしも助けられたらお礼くらいは言いにくるよね。

「あの、何をやっているのですか?」

フェイトちゃんが尋ねた。

「洋服に尻尾穴を開けているの。やっぱり穴が開いてないと変な感じがするからね」

裁縫道具でちくちくと縫い合わせて完成です。

「あの、その耳って本物なんですよね?誰かの使い魔とかですか?」

「なのはちゃん。誰かの使い魔になった覚えは無いよ。生まれた時から付いていたんだよ」

フロニャルドでは地球
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